マイリトルポニー〜トモダチは魔法〜の物語は、話をする不思議なポニー達と、知能のある動物達の住むエクエストリア(Equestria)を中心に起こっている。エクエストリアはプリンセスセレスティアとPrincess Lunaによって統治されている。
製作[]
Lauren Faustは彼女のdeviantArtで、Everfree Forestはポニービルの西に、Sweet Apple Acresは南西に、フラッターシャイの家と草原は農場の北で、おそらくポニービルと森の間にあるだろう、とコメントしている。キャンタロットはポニービルの北東にある。しかしその後のインタビューで、FaustとJayson Thiessenは、地形と位置関係はおおざっぱにしか決めておらず、変更する必要があるかもしれないと述べている。[1]またレイアウトアーティストは、製作チームは公式のEquestriaの地図を作っていない事も分かっている。[2]
シリーズでの描写・表現[]
エクエストリアの発見[]
エクエストリアを発見するまでの物語は、エピソードHearth's Warming Eveで説明されている。
そのエピソードの最大の特徴は、スパイクがナレーターをするエクエストリア発見までの劇である。スパイクは「3つの種族のペガサス・ユニコーン・アースポニーは配慮しあわず、ただ自分の種族の幸福だけ考えていた」と説明する。ペガサスは天候をコントロールする代わりに、アースポニーに食料を栽培する事を要求していた。ユニコーンは同じように、昼と夜を管理する代わりに、アースポニーニ食料を求めた。それでアースポニーは不信感から怒りを覚え、ある日反発した。一体何がポニー達をそうさせたのか。それは謎の大吹雪が大地を襲い、ポニー達に危機が訪れたからだ。
大吹雪により食糧不足に陥り、それぞれの種族のリーダーは新しい土地を求め旅に出ることにした。それぞれが同じ場所に到着し、間もなく争いが始まり、大吹雪がそこを包んだ。「そしてポニー達が見つけた楽園はすぐに分厚い雪に覆われ、失われた。」やがてリーダーのアシスタント達は、憎しみを糧に大吹雪を起こしているWindgoを見つけ出す。アシスタント達による友情はFire of Friendshipを生み出し、Windigoと大吹雪を追い払った。
ディスコードの混沌による支配[]
姉妹の女王によってエクエストリアが統治されており、太陽と月をコントロールして調和を保っていた、という昔話から作品が始まるが、The Return of Harmony Part 1では更に過去の話が出てくる。プリンセスセレスティアはトワイライト達に、以前Princess Lunaと共に、エクエストリアを不安と不幸で支配していたDiscordを倒した話をする。セレスティアは、それによってEarth pony、unicorn、Pegasusがいかに不幸だったか、Lunaと共にエレメントオブハーモニーを発見し、Discordに反抗して石に変化させて封印した事を説明した。Discordの封印は後に解かれる。セレスティアの説明では「Lunaと私のエレメントではそう長く続かなかった」。そしてトワイライト達は、Discordを再び石に封印するためにエレメントオブハーモニーを使った。
女王のユニコーン姉妹[]
第一話の始めに、「大地の全ての調和を保ちながら共に統治している2匹の姉妹」と紹介され、「姉は魔法で太陽を昇らせ昼を作り、太陽が沈むと今度は妹が月を昇らせ夜を作る」と説明されている。
ナイトメアムーン[]
国民であるポニー達は昼間に活動するが、夜間は活動を"避けて"寝て過ごす。それが妹の苦しみを大きくし、やがて月を沈めることを拒むようになった。妹の苦しみは彼女自身を、Night Mare Moonへと変化させた。姉は望まぬ形でElements of Harmonyの力を使い、月の中へ封印した。そして太陽と月を動かす義務を引き受け、Equestriaの調和を守り続けた。第一話と第二話で行われたイベントは、ナイトメアムーンを封印してからちょうど千年目に行われたものである。ナイトメアムーンが復活したものの、再びエレメントオブハーモニーによって負かされた。その時に元の姿に戻されたれ、再び姉と共にエクエストリアを統治し始めた。
主な地域[]
ポニービル[]
詳細はポニービルを参照
ポニービル(Ponyville)は、作品において主な舞台となる町である。ポニービルは小さな町で、アースポニー達によって発見された。そのうちペガサスとユニコーンも住むようになり、アースポニーと共に町を作った。
キャンタロット[]
詳細はキャンタロットを参照
キャンタロット(Canterlot)はエクエストリアの首都であり、プリンセスセレスティアの住む城がある。ポニービルに移り住んだトワイライトスパークルの実家がある。キャンタロットという名前はキャメロット(Camelot)から来ている。
クラウズデール[]
詳細はCloudsdaleを参照
クラウズデール(Cloudsdale)は空にある町で、Best Young Flyerコンテストが開催される町である。エクエストリアの天候を作っている。ペガサス以外は雲の上で立つことが出来ないため、ペガサスだけがそこに住み、働いている。レインボーダッシュとフラッターシャイの故郷である。Cloudsdaleという名前はClydesdaleという馬の名前から来ている。The Weather Factory(天候工場)がある。
かえらずの森[]
詳細はEverfree Forestを参照
かえらずの森(Everfree Forest)はPonyvilleの外れにある。動植物が世話をしなくても育ち、ポニー達の手を借りず天候が変わるため、Equestriaの常識に縛られていない場所だと思われている。UrsaやTimberwolfやParaspriteなど、不思議な動物の住みかである。
ホワイトテールの森[]
ホワイトテールの森(Whitetail Wood)はエピソードFall Weather Friendsで登場した場所である。 ポニー達が走り抜ける振動で木々に残った葉を落とすRunning of the Leavesが開催された場所である。
フロッギーボトムの沼[]
フロッギーボトムの沼(Froggy Bottom Bog)はFeeling Pinkie Keenで登場した場所である。フラッターシャイが増えてきたカエル達を移住させた沼地である。ピンキーパイが不吉な予感を感じ、トワイライトスパークル、アップルジャック、スパイクと共にフラッターシャイの安全を確認するために踏み込んだ。そこでhydraが現れたため、トワイライト達は一目散に逃げ出した。
アップルーサ[]
アップルーサ(Apploosa)はエピソードOver a Barrelで登場した場所である。アップルジャックのいとこのBraeburnが観光に招待した町で、彼によると創立1年未満である。馬車、wild west dance、mild west dance、"The Salt Block"酒場、保安官を観光案内で見せた。Appleloosaのリンゴ果樹園は先住部族のバッファローとの土地問題がある。Appleloosaの名前はアパルーサ(Appaloosa)から来ている。
メインハッタン[]
メインハッタン(Manehattan)はアップルジャックの伯父・叔母であるOrange夫婦が住む大きな都市である。 The Cutie Mark Chroniclesで初めて登場した。そのエピソードでApplejackは、Sweet Apple Acersを出てManehattanの上流社会に入り込もうとした事を回想した。回想の中でのアップルジャックはその後ホームシックになり、農場に帰った。
Manehattanは、ニューヨーク市のマンハッタン島(Manhattan Island)をもじったものである。The Cutie Mark Chroniclesで登場した幼いアップルジャックは「自由の女神」によく似たメス馬の像を通り過ぎる。ニューヨーク市は一度、オランダ植民地時代にNew Orangeとして有名になった。以上の事からアップルジャックの叔父と叔母の苗字がOrangeになったと思われる。
ちなみにニューヨーク市は"The Big Apple"とも呼ばれている。
恐ろし谷[]
恐ろし谷(Ghastly Gorge)は危険な場所で、風が強く、イバラの茂みがあり、quarray eelが生息している。エピソードMay the Best Pet Win!で、 Rainbow Dashがどの動物がペットに相応しいか決めるためにレースを開催した場所である。
Dodge Junction[]
Dodge Junction(ダッジジャンクション)は砂漠の西にある、Appleloosaに似た古い町である。エピソードThe Last Roundupで登場した。Douge Junctionは、アメリカ合衆国のカンザス州ダッジシティー(Dodge City)から来ていると思われる。なお、日本放送では「この町」としか言及されていない。
名前だけ登場した地名[]
Tartarus[]
Tartarus(タルタロス)は、エピソードIt's About Timeで名前だけ登場した。邪悪な動物が捕らえられている場所であり、3つの頭を持つCerberusによって監視されている。 Tartarusはギリシャ神話に登場する、地獄の下の底なしふちである。Tartarusの収容者にはケルベロスがいる。
Hoofington[]
Hoofington(ホーフィントン)は、トリクシーがUrsaと勝負したと言っていた村である。~ingtonという単語は、古い英語で町を表す。Hoofingtonは、The Huffington Postという政治のニュースを扱うサイトの名前とよく似ている。
Fillydelphia[]
Fillydelphia(フィリデルフィア)は、エピソードSwarm of the Centuryで、プリンセスセレスティアが口にした町の名前である。Princess Celestiaがポニービルの訪問を中止する言い訳「とても厄介な動物が悪さをしているので、解決するためにFillydelphiaに向かう」に登場した。厄介な動物はparaspriteを意味していたと思われる。Fillydelphiaという町の名前はエピソードA Friend in Deedで、以前Cranky Doodle Donkeyの家があった場所として名前だけ登場した。エピソードIt's About Timeでは、「FillydelphiaからLas Pegasusまで、危険な物は何もない」というレインボーダッシュの話でも登場した。エピソードHurricane Fluttershyでは、「Fillydelphiaが竜巻の風速を910wingpowerで新記録を打ち立てた」というレインボーダッシュの話で登場した。Lauren FaustはdeviantArtで、「舞台となる町の名前を地元であるPhiladelphiaとかけてFillydelphiaにしたかったが、結局はPonyvilleになった」とコメントしている。
Trottingham[]
Trottingham(トロッティンガム)は、エピソードStare Masterでラリティがガウンを出荷する予定の場所、エピソードLuna EclipsedでPipsqueakの以前の住所として名前だけ登場した。Trottinghamは、ノッティンガム(Nottingham)とトッテナム(Tottenham)のどちらかと、trottingをもじっていると解釈できる。ノッティンガムはイングランド北中部ノッティンガムシャー州、トッテナムはロンドン北部の郊外の名前である。また、trottingは馬が早足で歩く様子を表す英語である。
Las Pegasus[]
Las Pegasus(ラスペガサス)は、エピソードIt's About Timeで登場した町の名前である。レインボーダッシュがFillydelphiaからLas Pegasusまでの安全を確認したセリフで名前だけ登場した。Las Pegasusはラスベガス(Las Vegas)をもじっている。[3]
Baltimare[]
Baltimare(ボルチメア)はエピソードIt's About Timeで登場した町の名前である。レインボーダッシュの安全確認パトロールに関するちょっとした報告をするときに名前だけ登場した。Baltimareはボルチモア(Baltimore)という実在する町の名前をもじっている。
その他の描写[]
備考[]
<references>
備考[]
<references>
- ↑ Interview with Jayson Thiessen 13-14 (2011-09-14). Retrieved on 2012 April 23.
- ↑ A layout artist regarding a Flash asset in Secret of My Excess. Retrieved on 2012 January 23.
- ↑ M.A. Larson confirming the reference to Las Vegas (2012-05-24). Retrieved on 2012 May 24.