- こちらも参照: list of cutie marks
キューティーマーク(英:Cutie marks)はMy Little Ponyのキャラクターの特徴の1つで、マークはポニーとシマウマにしか現れず、付いたポニーらの特徴や才能を表す。マークの発想は"焼印"をモデルにしていると考えられる。
Friendship is Magic はこのシンボルを主眼としたマイリトルポニーシリーズ最初の作品である。第一世代は「シンボル(Symbol)」と呼ばれていたが、第三世代以降は「キューティーマーク(Cutie Mark)」と呼ばれるようになった。
シリーズでの描写・表現[]
キューティーマークの意味[]
- こちらも参照: Cutie marks/Acquisitions
あたしのキューティーマークでのエピソードにて、キューティーマークの意味と図柄について言及している。エピソード中でチアリーはキューティーマークは生来ついているものではなく、そのポニーが自分だけの"特別な何か"を発見した際に現れるものだと生徒に説明している。また同エピソードでキューティーマークをどうしても欲しがるアップルブルームに対しトワイライトは、マークはその時が来ないと出現せず、魔法で出すことも不可能だと自身の魔法を用いて説明をした。更にこのエピソードでは「マークを持たない者」に関しても説明がされている。アップルブルーム、スクータルー、スウィーティーベルのようなマークが出現していないポニーに対して、ダイアモンドティアラとシルバースプーンからは「まっさらなお尻ちゃん」(原語:blank flank(s))と呼ばれる場面がある。二人が見下す一方、トワイライトとアップルジャックはマークが無いことは幸運であると考えている。キューティーマークの出現していないポニーは、これから自分がどんな才能を発見するか、可能性を探れるからだ。このことは同じくキューティーマークの無いスウィーティーベルとスクータルーの意見とも同じである。
キューティーマークは様々な図柄があるが、必ずしもその図柄通りの才能というわけではない。たとえばチアリーのキューティーマークは「笑顔の3つの花」であるが、これは教え子たちが笑顔で勉強をして才能を開花させてほしい、という教師としての彼女の願望を意味している。
Magical Mystery Cureでは、トワイライトがスタースワールの未完成の魔法を誤って発動させてしまったがために、トワイライトを除いたメーン6全員のキューティーマークを入れ替えてしまう。5人はお互いに"It's got to be my destiny, and it's what my cutie mark is telling me"(これが運命、キューティーマークがそう語ってる)と歌いながら不慣れなことをしていたが、最終的にトワイライトによって全員は元のキューティーマークを手に入れて事なきを得る。
Bats!では、フラッターシャイがトワイライトの魔法でフラタバットに変身してしまうが、その際キューティーマークが「3頭のピンク色の蝶々」から「3羽のピンクのコウモリ」へと変化した。Magical Mystery Cureと同様、トワイライトの魔法で変化したマークは同じくトワイライトの魔法で元に戻されている。
大多数のポニーは本編に登場する前におもちゃとして考案されていたため、ポニーにはキューティーマークと同じ名前が多くついている。しかしこれらは本編での「キューティーマークは生来ついているものではない」という前提と順番が逆になってしまうため、本編との矛盾となっている。
お祝いパーティー(Cute-ceañera)[]
「Cute-ceañera」はキューティーマークを手に入れたポニーがお祝いのために開くパーティーである(日本語版では単に「キューティーマークが現れたお祝いのパーティー」と呼ばれる)。cute-ceañeraの名前と目的は、「15歳の誕生日を祝う女の子のためのパーティー」を意味するラテンアメリカ語のquinceañeraから来ている。
ダイアモンドティアラはあたしのキューティーマークで自身のキューティーマークをシュガーキューブコーナーで祝ったほか、Pinkie Prideでそのときにピンキーパイがいい仕事をしてくれたと不承不承に評価している。
Filli Vanilliでは、子供のZipporwhill(ジッポーウィル)が自分のキューティーマークを祝い、 the Pony Tonesがパーティーで歌を演じた。.
Crusaders of the Lost Markの終盤では、ピンキーパイがキューティーマークを手に入れた キューティーマーククルセイダーズ にお祝いのパーティーをした。
エクエストリア・ガールズでの描写[]
エクエストリア・ガールズにおいては、Canterlot High Schoolの人間はエクエストリアのポニーに該当するキューティーマークを服の一部にあしらっている。エクエストリアでキューティーマークを持たないポニーは同じくこの世界でも服に模様はついていない。
デザイン[]
My Little Pony Friendship is Magicでは、キューティーマークは大抵の場合、動物や単なる記号、物の形からかたどられ、色も3色以下である。4色以上となるとより複雑なキューティーマークとなり、濃淡の細かい違いを表すほど色彩も多くなっていく。アップルジャックやピンキーパイのように、3つの同じようなマークを「品」の字のようにあしらっていることが多いが、レインボーダッシュやトワイライトスパークルのように、大きなデザインを1つ付けている場合もある。
キューティーマークはそのポニーの才能や願望、所属を表すユニークなものであるが、背景ポニー(通称”モブポニー”)のキューティーマークはデザインの「ストック」からランダムに選ばれている、と原作者のLauren FaustはDeviantArtでのコメントで言及している。彼女は冗談交じりにモブポニーのことを"butt symbols"(お尻のシンボル)とも言っている。アースポニーは食べ物や蹄、ユニコーンは星などの天文関係、ペガサスは天気に関連したキューティーマークをもつ傾向にある。時々大人のポニーがキューティーマークなしで登場することがあるが、Lauren Faustの説明では特に意味のあるものではなく作画ミスだと説明がされている.[1]。
キューティーマークの消滅[]
シーズン5の初回、The Cutie Map - Part 1とPart 2では、スターライトグリマーが魔法の杖(実際にはただの枝)を使ってポニーたちのキューティーマークを奪い、"〓"のマークを付けている様子が描かれている。このマークを付けられたポニーは、元々自身のもっていた才能を発揮することができなくなってしまう。グリマー自身も"〓"のマークをもっているが、これは偽物である(実際には上から本物のキューティーマークを覆い隠すようにペイントをしてあった)。奪われたキューティーマークは村(Our Town)の外れにある洞穴の中に保存されてあったことから、キューティーマークは魔法で所有者から引き離し、保存が可能であることを示している。なお、魔法が解けた瞬間にキューティーマークは自身の力で所有者の元へと帰っていった。
キューティー病[]
キューティーマークに関する病気の一つに「キューティー病」がある。恐怖のキューティーマークで初めて登場し、アップルブルームがこの病気にかかった。ストーリー中でトワイライトスパークルが読んだ本によれば、キューティー病とは、本来ポニーひとりにつき1つしか現れないキューティーマークが身体中に複数出現する奇病である。この病気に感染したポニーは、身体中に出現した無秩序なキューティーマークが意味する全ての才能を本人の意思に反して実行してしまう。この病気は前兆も後遺症もなく突然発症・完治をしてしまうことから歴史的な謎となっており、確立した治療法は発見されていないとされている。
しかしながら、このように本では病気の原因も治療法も未解明とされているものの、ストーリー中ではアップルブルームが「才能全開草」を摂取したことによりキューティー病を発症し、「真実の種」が育って咲いた花を食べることによりキューティー病が完治することが判明している。
その他[]
ゴシップポニーで、スニップスとスネイルスが腰にへばりついたガムを無理に剥がしたためにキューティーマークごと体毛がハゲている様子が描かれている。すなわち、キューティーマークはポニーの皮膚ではなく、体毛の模様として出現することが示唆される。
ロイヤル・ウェディング パート2では、 ケイデンスのキューティーマークが輝きだした。
Magic Duelでは、トリクシーがアリコーンアミュレットの魔法でスニップスとスネイルスに年齢操作をした際に、スネイルスのキューティーマークが本人と同様に年を取っていた。
Bats!では、フラッターシャイがフラタバットへと変身すると彼女のキューティーマークが3頭の蝶からピンクのコウモリへと変化した。
プリンセス・ルナのキューティーマークは黒背景に白い三日月だが、ナイトメアムーンは紫背景に青白い三日月となる。
Pinkie Prideでは、チーズサンドウィッチのキューティーマークは"Cheesy Sense"(ピンキーパイの予言に似た能力)が発動した際に動く様子が描かれている。
シーズン4のフィナーレでは、ティレックにキューティーマークを奪われた(もしくは自発的に他人に差し出した)ポニーのキューティーマークが消滅している。(ルナに関しては黒い背景のみ残存)
ポニー以外[]
シマウマのゼコラも腰に太陽のような絵柄があるが、これもポニーと同じキューティーマークであるとトレーディングカードやオンラインゲーム Equestrivia Challenge[2]で言及されている。また、ルナもThe Journal of the Two Sisters[1]でシマウマもキューティーマークを持つと発言している。
現在確認されている中で、エクエストリアにおいてキューティーマークを持つ種族はポニー(アリコーンも含む)とシマウマのみであり、姿の似たラバやチェンジリング(クイーン・クリサリスを含む)はマークを持たない。
おもちゃ[]
キューティーマークは長らくマイリトルポニーのおもちゃの特徴であったが、G3以前は"キューティーマーク"として正式に製造されていなかった。 また、Friendship is Magic(G4)の世代でも、時々テレビ本編と合致しない場合がある。 さらに、エピソード本編ではポニーの両側にキューティーマークが付いているが、おもちゃでは片側のみであったり両側に付いていたりと様々である。
ギャラリー[]
関連項目[]
脚注[]
- ↑ Lauren Faust (2011-03-19). Comment. 参照日時:2012 9月 23.
- ↑ quizData.xml (2014-08-14). 参照日時:2015 1月 13.