クリスタルエンパイア パート1 | |
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シーズン №: | 3 |
シーズンエピソード №: | 1 |
合計エピソード №: | 53 |
放送日: | 2012年11月10日 (米,テレビ) 2019年8月3日 (日本,Dlife) |
脚本: | Meghan McCarthy |
ストーリーボード: | Tom Sales and Johnny Castuciano |
歌: | The Failure Song The Ballad of the Crystal Empire |
参照 | |
エピソードガイド | |
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クリスタルエンパイア パート1(原題: The Crystal Empire - Part 1) はMy Little Pony Friendship is Magicの53番目のエピソードであり、シーズン3の最初の話。2話から構成されるエピソードの前半の話である。
あらすじ[]
Hub[]
"When the powerful Crystal Empire reappears in northern Equestria after a 1,000-year curse caused it to vanish, Princess Celestia calls upon Twilight Sparkle to find a way to protect it from falling again.
(強大なクリスタルエンパイアが千年の呪いの果てにエクエストリア北部に姿を現し、プリンセスセレスティアはトワイライトスパークルに再び国が滅亡するのを防ぐ方法を見つけるよう求める。)
Dlife[]
その不思議な国クリスタルエンパイアは、突然エクエストリアの北側に現れた。プリンセスセレスティアは自分たちの国を守るため、トワイライトと仲間たちに助けを求める。[1]
ストーリー[]
プロローグ[]
白昼のキャンタロットの城。アースポニーの親衛隊のひとりがプリンセスセレスティアの部屋に慌てた様子で駆け込み、「戻ってきた」と知らせる。それを聞いたセレスティアは何かを察したように護衛たちにプリンセスケイデンスとシャイニングアーマーを見つけるよう命じると、トワイライトスパークルに手紙を書き、彼女にすぐさまキャンタロットに来るように指示を出した。
試験開始[]
場面は代わって図書館。手紙を受け取ったトワイライトは大急ぎで羽根ペンや単語カード、参考書などを集める。スパイクはそんなトワイライトを落ち着かせようと、そんなのただのテストじゃないかと宥めたが、トワイライトはこれはそんな軽いものじゃないと怒り、被害が及ぶ前にそれ以上言うことを止める。同じく図書館に来ていたアップルジャックも「トワイライトならきっと上手くやれるよ」と言うが、苛立ちが頂点に達したトワイライトは絶叫し、魔法を暴発させて図書館を空中に吹っ飛ばした。
その頃キャンタロットの城では、エクエストリアを救うケイデンス夫妻の姿を描いたステンドグラスの前で、セレスティアとルナが話し合っていた。トワイライトと友達がクリスタルエンパイアで夫妻に合流するため、自分たちは王国へ直接赴くべきではないとセレスティアは言う。クリスタルエンパイアが再び支配されるのではないかと心配するルナだったが、セレスティアはトワイライトがこの試験に合格し、”準備が整う”ことに一歩近づくと確信をもっていた。そこへ羽ペンや紙、本の入ったサドルバッグを持ったトワイライトが万全の準備でやってくる。セレスティアのトワイライトを信頼する眼差しを後に、ルナはふたりきりで話させるため、玉座の間を静かに出た。そしてセレスティアは筆記試験の準備が万端のトワイライトに、これはあなたが想像しているような試験ではないと厳かに語った。
セレスティアはトワイライトにクリスタルエンパイアの復活を告げる。クリスタルエンパイアの存在を初めて知ったトワイライトは困惑するが、それもそのはず、その国について今でも知る者は国内でもほとんどいないとセレスティアは教えた。セレスティアはおもむろにクリスタルを取り出し、魔法でクリスタルエンパイアの全貌をホログラム投影する。クリスタルエンパイアについてはセレスティアさえも知らないことが多く、その国について知ることと言えば、国自体に強力な魔法が宿るということだけだった。そしてクリスタルエンパイアの過去は、邪悪な闇のユニコーンキングソンブラの支配と圧政の歴史であったということが語られる。結局ソンブラは1000年前にセレスティアとルナが協力して討ち破り、北極の氷の中に閉ざしたが、ソンブラはクリスタルエンパイアに最後の呪いをかけ、国ごと地図上から消滅させてしまった。
「クリスタルエンパイアに愛と希望に満ちれば、そのパワーは地上のありとあらゆる場所に広がるでしょう。」そう言うとセレスティアは、金色の魔法の光を水晶に向けて放ち、部屋を虹色に照らした。「しかし、憎しみと恐怖が支配すれば……。」と、今度はその光は禍々しい紫色へ、セレスティアの目は妖しい緑色へと変わり、どす黒い影がトワイライトの方へと伸びると、歪な黒い水晶がトワイライトの周りに突き出した。セレスティアは水晶を消すがそれ以上語ることをせず、クリスタルエンパイアを救うためにはトワイライトの協力が必要だと説明した。
セレスティアがトワイライトを部屋から連れ出すと、扉の側でルナが待っていたが、その表情は厳しく真剣なものであった。トワイライトは自分が失敗するのではないかと恐れるが、セレスティアはトワイライトの能力に確信を抱いており、国を救えないことなど万が一にもあり得ないと期待を寄せる。そしてクリスタルエンパイアを救った後は、勉強が次のステージへと進むと語った。最後にセレスティアはトワイライトに1つだけ情報を与える。最終的にケイデンスとシャイニングアーマーを救い、クリスタルエンパイアを守るのは他ならぬトワイライトスパークルである、と。トワイライトがこれに応じると、セレスティアは早々に扉を閉めて彼女を送り出した。
城を出たトワイライトはThe Failure Songを歌い、自分の使命に対して準備ができていないという不安を表現した。場面は変わり、トワイライトと友達5人は列車でクリスタルエンパイアの郊外へ行く。雪の吹き荒ぶ荒れ地に降り立った6人の元へシャイニングアーマーが迎えに来ると、国の外は危険だからクリスタルエンパイア内へ急いで来るように言った。すると突然、黒い靄に包まれたキングソンブラの幻影が現れ、7人を追いかけ始める。メーン6が国へと駆けだした際、シャイニングアーマーは自ら立ち止まり、キングソンブラの追手に魔法で応戦した。ところがソンブラはその攻撃を避けて魔法で反撃し、その黒い光は真っすぐシャイニングアーマーの方へと突っ込んだ。
ケイデンス夫妻との合流[]
6人は無事入国し、クリスタルエンパイアを取り巻いている青い魔法シールドの中へと入っていく。遅れてシャイニングアーマーがやって来るが、ソンブラの攻撃を受けた彼の角には黒い水晶が生え、魔法が使えない状態になっていた。トワイライトたちが初めて訪れたクリスタルエンパイアは、あらゆる場所が水晶のように煌びやかな国であった。キラキラしてると叫ぶピンキーパイ、豪華なクリスタルに目を奪われるラリティ、特に驚いたり騒いだりはしないレインボーダッシュ、自分たちがここに来たのはトワイライトを助けるためであり観光目的ではないということをラリティに注意するアップルジャックと、様々な反応をポニーたちは示した。
クリスタルエンパイアの城を訪れたトワイライトたちは、ケイデンスがいる部屋へと入る。疲れ果てた様子のケイデンス。ソンブラが復活してからは国を守るため、飲まず食わずの不眠不休で国中にバリアを張っていたためである。ケイデンスはトワイライトを見るとワクワクしながらふたりで歌を歌った。しかし突如、外に雷鳴が轟くと、ケイデンスの魔法のシールドが点滅する。シャイニングアーマーは悲しげに、妻はソンブラの魔の手から国を守っていたがために疲弊しきっていると説明した。ケイデンスは自分は大丈夫と主張するが、シャイニングアーマーはシールドの効力は永くはないとトワイライトに伝えた。これを聞いたトワイライトは、自分がクリスタルポニーについて情報を集め、「研究報告」をすれば良いと考えつき、さっそく行動へと移した。
情報収集に奔走[]
トワイライトとスパイクはまず、クリスタルポニーのサファイア・ジョイにインタビューを試みたが、ソンブラの支配時のことが記憶になく、思い出したくもないと彼女は言うと、協力できないことを詫びて家のドアを閉めてしまった。レインボーダッシュは、クリスタルポニーのひとにに国を守る方法について情報を求めたが、ポニーは同じように無気力な態度で答え、助けたいと思っても情報がないと言った。フラッターシャイは恥ずかしがり屋で通りすがりのポニーに話しかけられない。ピンキーは黒いスーツを着て暗視ゴーグルを装着し、ふたりのクリスタルポニーの会話をロープで降りて盗み聞きするが、当然ながら怖がらせて逃がしてしまった。ラリティは、クリスタルポニーになったら自分のたてがみがどんなに美しくなるか想像することで夢中になり、彼女の周りのポニーは居心地悪く離れてしまった。
6人は城の下で再会する。アップルジャックから、クリスタルポニーたちにはある種の「記憶喪失」の症状があるようだが、とあるポニーが地元の図書館にヒントがあると言っていたとの情報を引き出す。6人は早速3階建てのクリスタルエンパイアの図書館に向かった。トワイライトは司書のアメジスト・メアスバリーに歴史書がどこにあるか尋ねる。ところが彼女はその本がどこにあるのか覚えておらず、自分がここで働いていたかどうかさえもあやふやな記憶だった。そこで仕方なくトワイライトたちは図書館中を探し回り、クリスタルエンパイアの歴史について書かれた本を遂に見つけた。
トワイライトはケイデンス夫妻の元へ本を持って行く。本には、初代女王から毎年脈々と続けられるという、愛と平和の精神を団結させて国を危険から守るクリスタルエンパイアの祭事「クリスタル・フェール」について書かれてあった。シャイニングアーマーの後押しもあり、トワイライトは友達と協力してクリスタルポニーのためにクリスタルフェールを執り行うことを決めた。
お祭りの準備[]
祭りの準備中、6人はThe Ballad of the Crystal Empireを歌う。伝統にのっとり、トワイライトは祭りの目玉として展示するためクリスタルハートを自作した。準備が整うと、トワイライトは城のバルコニーからクリスタルフェールの開始を宣言した。クリスタルポニーたちは城の麓へ一斉に集まり、屋台やゲームを楽しみながら美しい本来のクリスタルポニーの姿を取り戻してゆく。それまでインタビューしても記憶が無く答えられなかったポニーたちも段々と記憶が蘇ってゆき、元の姿に戻っては喜んだ。「クリスタルフェールにはクリスタルハートに力を吹き込む行事だった」と語るアメジストメアスバリーも、自身が今まで図書館の司書として働いてきたことを思い出したようであった。
レインボーダッシュは司書の言う「力を吹き込む」が引っかかり、その意味を尋ねた。アメジストメアスバリーは、クリスタルハートは以前ソンブラが国のどこかに隠したと言っていたが、発見できて良かったと喜んで語る。それを聞いたレインボーダッシュとアップルジャックは、実は本物のクリスタルハートがどこかにあると分かり、急いでトワイライトの元へと向かい、行事の催行に問題があると心配そうに伝えた。
トワイライトとレインボーダッシュはバルコニーで夫妻と話し合う。図書館の本にはクリスタルハートについての記載が一切なく、唯一最後のページが破れていることに気付いたと報告した。ケイデンスは心配しないでと気に掛けるが、体力の限界で倒れ込んでしまう。国の防御魔法が切れたその一瞬、青空は黒い一面の雲へと変わり、クリスタルエンパイアを取り囲んだ。黒い雲が国の中心を目がけて侵食していくとともに、ソンブラの幻影が闇の中に浮かび上がった。
台詞[]
- Spike: Twilight, calm down. It's just a test.
- Twilight Sparkle: Just a test? Just a test!? Princess Celestia wants to give me some kind of exam and you're trying to tell me to calm down because it's just a test?!
- Spike: Uh... yes?
- Applejack: I'd say she's handlin' things pretty well, considering.
- Applejack: Twilight! Did you pass?
- Pinkie Pie: Are we gonna celebrate your awesomeness with Princess Celestia?
- Twilight Sparkle: Not quite.
- Pinkie Pie: Sparkleriffic!
- Rarity: It's gorgeous! Absolutely gorgeous! [mumbles incoherently] There are no words!
- Applejack: Focus, Rarity. We're here to help Twilight, not admire the scenery.
- Rainbow Dash: Eh, I don't see what the big deal is. Just looks like another old castle to me.
- Rarity: A- p- guh! Another old...! Have you lost your mind?! Look at the mag-
- Applejack and Rainbow Dash: [laughing]
- Rarity: Very funny.
- Princess Cadance: One of these days, we need to get together when the fate of Equestria isn't hanging in the balance.
- Rarity: Crystal Ponies? Hahaha, there are Crystal Ponies?! Umm, hmm. Please continue.
- Applejack: Sorry, Twilight. These crystal ponies seem to have some kind of collective amnesia or something. Only thing I was able to get out of them was something about a library.
- Twilight Sparkle: [gasps] A library? Well why didn't you say so?
- Applejack: Uh... thought I just did...
- Female Crystal Pony #3: It just feels like something is missing.
- Male Crystal Pony #1: I know. It looks the same, but it doesn't feel the same.
- Pinkie Pie: Because it isn't!
- Female Crystal Pony #3: [gasps] A spy!
- Pinkie Pie: Aaaah!
- Pinkie Pie: A spy? How did they know? Ah! Must have noticed my night vision goggles. Ooh! Night vision-y!
- Pinkie Pie: [draws deep breath] [blows flugelhorn] Flugelhorn! [takes deep breath]
- Twilight Sparkle: Hear ye, hear-
- Pinkie Pie: [blows flugelhorn] Flugelhorn! [laughs nervously] My bad.
- Rainbow Dash: Of course we have it! Can't have a Crystal Fair without the crystal heart, right?
- Librarian Crystal Pony: Of course you can't. The whole purpose of the Crystal Fair is to lift the spirits of the crystal ponies, so the light within them can power the Crystal Heart, so that the empire can be protected! [gasps] I do work at a library!
ギャラリー[]
脚注[]
- ↑ Dlife 番組表 2019年8月1日閲覧。