クリスタルエンパイア パート2 | |
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シーズン №: | 3 |
シーズンエピソード №: | 2 |
合計エピソード №: | 54 |
放送日: | 2012年11月10日 (米,テレビ) 2019年8月10日 (日本,Dlife) |
脚本: | Meghan McCarthy |
ストーリーボード: | Raven Molisee and Nicole Wang |
参照 | |
エピソードガイド | |
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クリスタルエンパイア パート2 (原題: The Crystal Empire - Part 2) はMy Little Pony Friendship is Magicの54番目のエピソードであり、シーズン3の2番目の話。2話から構成されるエピソードの後半の話である。
あらすじ[]
Dlife[]
トワイライトの仲間たちが、伝統的なクリスタルフェールの準備をし、クリスタルハートを魔法で作り出す間に、トワイライトは国を守る本物のクリスタルハートを探しに行く。[1]
ストーリー[]
本物のクリスタルハートはどこ?[]
このエピソードはクリスタルエンパイア パート1の続きから始まる。プリンセスケイデンスが過労により気絶し、キングソンブラがクリスタルエンパイアに侵入しようと試みるが、シャイニングアーマーが間一髪でケイデンスのシールドを元に戻す。ところがシールドを張り直す際にソンブラの角の先端が黒い結晶として国内に侵入した。トワイライトスパークルは自分が本物のクリスタルハートを探している間に、時間稼ぎとしてクリスタルフェールを続行するよう友達に指示を出した。スパイクがクリスタルハート探しに同行すると申し出たが、トワイライトは任務があまりに危険すぎると難色を示す。しかし試験の合格のために指一本手出しはしないと約束するという条件の下、結局は同行を許した。一方、他の5人はあらゆる手段でクリスタルハートが偽物だと気付かれないように工作をする。レインボーダッシュはフラッターシャイと共に騎士となり、剣術の試合を披露した。アップルジャックはクリスタルハートに近づくポニーたちの気を逸らせて触れないようにさせた。
トワイライトはクリスタルハートの隠し場所を城の中だと睨んで捜索した。しばらくの捜索の後、玉座の間で玉座の背もたれの頂に大きな水晶があるのを発見する。最初にキャンタロットでプリンセスセレスティアから試験の説明を受けた際、同じ水晶に魔法を当ててソンブラの魔法を再現していたことを思い出したトワイライトは、同様に魔法を水晶に当てた。すると水晶から黒い光が伸び、部屋の中心部に地下へ続く隠し階段が出現する。トワイライトは果てしなく長く暗い階段を降り始めると、スパイクに外の状況を見張るように指示した。外の様子を見たスパイクから、ケイデンスの魔法が今にも消えそうだとの警告を受けると、トワイライトは階段から転げ落ちていった。
ソンブラの撹乱[]
トワイライトは螺旋階段の終点で扉を発見する。キングソンブラの魔法を使って開け、中に入ってみると、なぜかキャンタロットの玉座の間へと繋がっていた。部屋の中にいたセレスティアから、なぜここへ戻ってきたのかと厳しくトワイライトは追及される。どうしてここにいるのか見当がつかず困惑する彼女であったが、非情にもセレスティアは今回の試験の不合格と、自分の生徒からの除名を告げた。
場面が先ほどの螺旋階段の終点へと移ると、目が緑色になったトワイライトが、扉の枠だけついた壁に向かって泣いている様子が映し出される。そこへ呼びかけても一向に返事が無いと心配したスパイクがやってきて彼女を呼んだ。ハッと我に返ったトワイライトは何かに気付き、スパイクを壁の前に立たせる。するとスパイクは突然「トワイライト、僕を捨てないで!」と叫び出した。トワイライトは扉を閉めると、この扉は「自分が最も恐れている出来事」を自分の前に映し出すソンブラの魔法だということを彼に教えた。スパイクを見捨てたりはしないと安心させ、トワイライトは正しい魔法を扉へと照射する。すると扉は壁の向こう側に通じて開けられるようになり、出てみると今度は上に向かって伸びる螺旋階段がついた塔が出現した。地下へと続く螺旋階段と同様、最上部が見えないほど階段が続いているように見えた。
場面が変わり、ケイデンスの魔法が絶え絶えになる最中、侵入したソンブラの角から魔法が急速に国の方向へ伸び、黒い2本の道筋を残した。クリスタル・フェールでは、騎士のレインボーダッシュとフラッターシャイの剣術を見にクリスタルポニーたちが歓声を上げていたが、突然不気味な雷鳴が周囲に鳴り響く。それに気づいたピンキーは異変を悟られまいとラッパを吹いて試合の開始を告げた。ふたりは剣を持って互いに突進するが、結果はフラッターシャイの完敗。すっかり怯えてしまったフラッターシャイに、国を滅ばせないためにもみんなを楽しませ続けることが必要だとレインボーダッシュが諭す。手加減して試合をやろうとふたりは闘技場へ戻っていったが、背後では既にソンブラの魔法でクリスタルが黒く染まっていることに気付いていなかった。
その頃トワイライトとスパイクは、果てしない階段をずっと上っていた。スパイクがこれもソンブラの魔法ではないかと疑い出すと、トワイライトは上を見上げて何かを閃いた。スパイクを背中に乗せて魔法を発動すると、重力が反転して階段が滑り台のようになる。高速で滑り降りていくトワイライトはスパイクに、試験のために重力反転魔法を勉強しておいたと嬉しそうに語った。
攻撃を受ける帝国[]
場面は再びクリスタル・フェール。空が次第に暗さを増し、異変に気付くポニーが出始める。ラリティは伝統の籠を必死に作ってポニーたちに手渡してゆくが、とうとう材料が切れてしまった。ソンブラが戻ってきたことに気付いたクリスタルポニーたちは、布を被せてあるクリスタルハート(偽物)を心配そうに取り囲む。バルコニーで懸命に魔法を使うケイデンスをラリティとアップルジャックが見守ると、それでも最善を尽くすしかないと決意した。そこへボールに乗りながらラッパでジャグリングをするピンキーがやって来るが、誤って落ちてしまう。転んだはずみで乗っていたボールがクリスタルハートの布にぶつかり、クリスタルポニーたちに偽物であることがバレてしまった。ラリティは時間を稼ごうと「クリスタルハートの披露は最後」と言いかけたが、意思疎通が上手くいかず先にアップルジャックが「クリスタルハートはすぐに到着する」と言ってしまう。しまったという顔のアップルジャックを後目に、暗くなり始めた空ではソンブラの邪悪な笑い声が響いた。
トワイライトとスパイクはその頃タワーの頂上に到達しており、広い円盤の台座の上に浮いている本物のクリスタルハートを発見した。ハートを取ろうとトワイライトが近付くが、台座にはソンブラの罠が仕掛けられており、踏むと警告音と共に侵入者を黒いクリスタルで閉じ込めるような仕様になっていた。トワイライトは即座に捕らえられるが、間一髪でクリスタルハートだけは罠の外へ出し、スパイクの目の前に落ちた。
救世主スパイク[]
トワイライトはテレポートで罠の外部へ脱出を試みるが、ソンブラの魔法で罠の中へと再度閉じ込められてしまう。自分ではクリスタルハートを届けられないと悟った彼女は、スパイクにハートの運搬を託した。スパイクは受諾し、床から突き出て迫る黒いクリスタルから逃げるように塔の頂上を後にした。同時刻、アップルジャックとラリティは城のバルコニーから必死にクリスタルポニーたちを落ち着かせようとしていたが、ケイデンスの魔法が完全に消え、国を守っていたシールドが完全に崩壊する。逃げようとしたクリスタルポニーだったが、時は既に遅く、すでに背後までキングソンブラのの黒い水晶が迫っていた。
スパイクは黒い水晶を振り払い、塔の外へ脱出しようと試みる。ポニーたちの前で自分がクリスタルハートを持っていることを叫ぶと、ソンブラはそれを取り返そうとスパイクの方へと一直線に突進した。
塔から脱出するはずみでクリスタルハートがスパイクの手からこぼれ落ち、それを見ていたシャイニングアーマーはケイデンスを拾い上げる。クリスタルハートを見たケイデンスが両翼を広げると、シャイニングアーマーは彼女をグライダーのように力一杯クリスタルハートの方へと投げつけた。クリスタルハートにソンブラの手が届こうかというその瞬間、投げられたケイデンスは横からハートとスパイクをタイミングよくキャッチした。その姿を見たクリスタルポニーたちはケイデンスをプリンセスだと呼んで、一国の城主と認めた。ケイデンスは大衆の前に降り立つとこう言い放った。
- 「クリスタルハートを取り戻しました。皆さんの愛と光でキングソンブラを打ち破りましょう!」
- ―プリンセスケイデンス
クリスタルエンパイアの復活[]
城の下へハートを投げると自動的に定位置にセットされ、広場中央部の雪の結晶模様が青く輝きだした。クリスタルポニーたちは輝きを取り戻し、ケイデンスに向かってお辞儀をすると、青い光が通路上に広がっていった。広がった光は急激にクリスタルハートの方へ収縮し、ハートを高速で回転させると、光の球となって爆発を引き起こした。爆発した光は帝国を包み込み、ケイデンスやスパイク、メーン6をクリスタルポニーのような姿へと変えた。
一方爆発はソンブラ自身と黒い結晶を粉々に砕きながら広がり、国の周りを覆っていた黒く厚い雲も退けた。クリスタルエンパイアが元の美しい姿を取り戻すと、城そのものが輝きだし、その光が城の頂上へと集まった。そして先端から爆発的な白い光が放たれ、オーロラのようなエネルギーのリボンが空へと伸びると、これにより残っていた黒い雲も完全に消えた。このリボンはクリスタルエンパイアを越えてキャンタロットやポニービルまで届き、夜空に浮かぶリボンを見たセレスティアとルナは、微笑みながら互いの角を交差させた。
かくしてクリスタルポニーたちは元の平穏な生活を取り戻した。夫妻が7人を駅まで送る際、シャイニングアーマーが冗談めかして「君にいつも助けてもらってキャプテンの面目が無いよ」とトワイライトに言うが、今回兄を助けたのは自分ではなくスパイクよ、とトワイライトは元気なく答えた。「そんなのただの試験じゃないか、もう一回頑張ればいい」と軽く言うシャイニングアーマーだったが、そんなコト言わないでよと言わんばかりにケイデンスが翼で彼の脇腹を小突く。トワイライトはセレスティアに会うことに対して悲観的で、きっと二度目はないだろうと列車へ向かっていく背中を、2人は心配そうに見守るのだった。
合格、そして次のステップへ[]
キャンタロット城に戻ったトワイライトは、自分だけが国を救ったわけではないと率直にセレスティアへ報告する。セレスティアは、クリスタルハートの運搬をスパイクに託したのは、自分の未来よりもクリスタルポニーの安全を優先したからだと理解を示した。自分の利益を第一に考えないで、時には自己犠牲の精神を発揮できる生徒を持てて喜ばしいとセレスティアは続ける。即ち、トワイライトの今回の試験は合格であった。
トワイライトは試験に合格したことを喜んで親友に伝え、みんなでThe Success Songを歌って祝福した。7人が誇らしげにキャンタロットを列車で出発すると、カメラがズームアウトしてキャンタロット城のバルコニーが映し出される。
そこから7人がポニービルへ出発するのを見送ったセレスティアとルナ。するとルナは魔法で1冊の黒い本を出す。この本は表紙に星と渦巻き模様があしらわれていたが、それを見て2人は静かに頷いた。電車の中では、スパイクは必ずやり遂げると信じていたと一息つき、トワイライトの背中に倒れ込んだ。
台詞[]
- Rarity: [gasps loudly] [pause] I... just found out they're offering face painting for the little ones. [laughs nervously] [whispers]
- Spike: [under his breath] Uh-huh. We can do that. Twilight's doing what?! [sound of a car driving off at speed]
- Rarity: He... really... loves getting his face painted. Haha.
- Rainbow Dash: Who wants a flugelhorn?
- Pinkie Pie: I wanna flugelhorn!
- Rainbow Dash: Who else wants a flugelhorn?
- Pinkie Pie: I wanna flugelhorn!
- Rainbow Dash: Come on, Knight Fluttershy.
- Fluttershy: Huh?
- Rainbow Dash: It's showtime.
- Princess Celestia: What are you doing here?
- Twilight Sparkle: I don't know! I opened the door and-
- Princess Celestia: And now you must go.
- Twilight Sparkle: Go where?
- Princess Celestia: Doesn't matter to me. You failed the test, Twilight.
- Fluttershy: [nervous exhale] [catching breath] Isn't there... somepony else who could... take over the jousting demonstration with you?
- Rainbow Dash: Tchah! The fate of an entire empire rests on us showing these ponies a good time. But, y'know, if that isn't important to you...
- Fluttershy: [cries]
- Rainbow Dash: Okay, okay, I'll take it easy on you next time. But not too easy. I've got a reputation to maintain!
- Rarity: Hehe, excuse me- pardon me! (whispers) I am running out of weaving materials for the traditional crafts booth! I just made a hat out of three pieces of hay and a drinking straw! I made it work, though, but still!
- Rarity: [gasps] Spikey-Wikey!
- Rarity: I do so wish it was permanent. Did you see how my mane just absolutely sparkled?
- Applejack: But... good things are better when they're a rarity.
- Rarity: Aww. [laughs]
ギャラリー[]
脚注[]
- ↑ Dlife 番組表 2019年8月1日閲覧。