Discordant Harmony

Discordant Harmony
シーズン №:	7
シーズンエピソード №:	12
合計エピソード №:	155
放送日:	2017/8/5(アメリカ) 2017/6/20(オーストラリア)
脚本:	Michael P. Fox and Wil Fox
ストーリーボード:	Marta Demong and Desirae Salmark
注目キャラクター:	ディスコード
参照
エピソードガイド
前 Not Asking for Trouble	次 The Perfect Pear

Discordant Harmonyは、マイリトルポニー〜トモダチは魔法〜のシーズン7の12番目のエピソードで、全体では155番目のエピソード。

このエピソードではディスコードがフラッターシャイをお茶会に招くが、彼女が自分の住む世界に困惑するのではないかと心配し、「普通」に振る舞おうと努力をする。

製作

このエピソードはカナダの放送局Treehouse TVで5月27日に放送される予定だったが、直前になって突如予定をCelestial Advice以降のエピソードの再放送に変更された。

実際に世界で最も早く放送されたのはオーストラリアのBOOMERANGで、日付は6月20日とディスカバリーファミリー(8月5日)よりも46日も早く公開された。

概要

フラッターシャイとのお茶会

二人だけの親密なお茶会

フラッターシャイが家でディスコードと二人でお茶会をしている場面から物語は始まる。いつものようにディスコードは持ち前の混沌の魔術で場を盛り上げており、和やかな雰囲気が流れていた。途中、角砂糖を切らしてしまったことがきっかけで、フラッターシャイが毎週お茶会のために多くの準備をしていること、そして自分がその好意に甘えていることにディスコードは気付き、申し訳なさを感じてしまう。そこでディスコードは、翌日のお茶会を自分の家でやるという申し出をフラッターシャイにした。彼女はディスコードの家への訪問が初めてであることも相まって、提案を快く引き受けた。

自分の家でお茶会など開いたこともなかった彼であったが、フラッターシャイの家を去った後、ポニービルで自身の分身と相談しつつ彼女のための最高のティーパーティーの準備を進めるのであった。

混沌から整頓へ

ディスコードの家

ディスコードはフラッターシャイ行きつけのティーショップに足を運び商品を選定するも、ごく普通のティーバッグしか売っていないことにがっかりする。そこで最終的に彼は購入した高麗人参茶のティーバッグに魔法をかけて歌わせて遊んだ。次に陶磁器の店に行くが、ここでも普通の茶器しか売っていなかったためディスコードはティーポットに翼を生やして飛ばし、そのまま購入した。

最後にパーティーグッズ店に足を運んだディスコードは、クシャミをする馬のピニャータや空飛ぶ光るナプキン（いずれも自身の魔法によるもの）を購入した。そこに偶然買い物に来ていたピンキーパイに声をかけられたついでに、ディスコードはどうしたらフラッターシャイのために最高のお茶会を開催できるか、パーティー専門家のピンキーに意見を尋ねる。ピンキーは単純にフラッターシャイが快適に過ごせる環境を作ること、と回答した。

フラッターシャイを意識した匠の技

ディスコードが家に戻ると、およそフラッターシャイが快適に過ごせる場所とは言えないような彼らしいカオスな光景が家に広がっていた。そこでディスコードは自分の分身たちを再び召喚し、一緒にポニービルで購入したパーティーグッズを片付けたり、重力の反転する天井や上階へ繋がらない階段を撤去したりして、家の内部をフラッターシャイ好みの秩序だった環境に作り替えていった。

家の内装を整えたのち、今度は自分の風体を「普通」にするべく、分身たちの評価を受けつつ服装を新たにしたり、よく使われる会話のフレーズを練習したりして、できるだけ「普通」に振る舞おうとディスコードは努力をした。

"Huh. Quite strange. For the first time in my life, I don't feel quite strange. In fact, I feel... completely normal."

— ディスコード

「普通」のティータイム

メーン6で最初にディスコードの家にお邪魔した

お茶会の時間になり、ディスコードが指を鳴らしてフラッターシャイを家の前まで召喚する。フラッターシャイは初めてのディスコードの家への訪問に心躍らせていたが、いざ中に入ると想像の遥か上の普通さに逆に驚かされた。ディスコードらしい混沌を期待していただけに、彼女は非常にがっかりした様子を見せる。それだけでなく、なされる会話もあまりに普通でディスコードに心身の異常を疑うほどであったが、ディスコードは普通に振る舞うことを保証するばかりだった。

そんな中ディスコードはお茶を注ごうとティーポットを手に取るが、突然ポットが指からすり抜けて床に落下してしまう。驚くフラッターシャイの横で、彼の身体は徐々に透明になっていった。混沌の権化たるディスコードが秩序に沿った行動をし続けていたせいで、存在が消えて無くなりつつあったのだ。そのことにフラッターシャイが気付き慌てる一方、自身の置かれている状況にディスコードはあまり関心を示さず、いっそう普通に振る舞おうとしていた。

消えゆく混沌の権化

手遅れになる前に何か混沌めいたことをしてくれとフラッターシャイはディスコードに懇願するが、指が消えかけているせいで混沌の魔法が発動できない状態に彼は陥っていた。そこでフラッターシャイは自分自身で無秩序な行為をしてディスコードを触発することを思いつく。鏡に写った自分の反射像と会議をしたり、行先の無い階段を作ったり、家具を天井に固定したりしているうちに、徐々にディスコードの姿が実体を取り戻していった。最終的に混沌の面白さを思い出したディスコードは完全に元の身体を取り戻し、フラッターシャイの要望で歌うティーバッグや家具の空中浮遊を披露した。

"Now this is exactly what I was hoping for!"

— フラッターシャイ

友情は常識なんかに囚われない

「私と全く違うあなたこそが好きなのよ」

フラッターシャイのやるお茶会と似ても似つかぬスタイルであることをディスコードは心配して尋ねるが、自分たちが元々違う性格・存在・考え方を持つ者であり、二人が同じスタイルのパーティをやることなど期待しないのだとフラッターシャイは説明した。

フラッターシャイが自分との違いを受け入れられず離れてしまうのではないかとディスコードはずっと恐れていた。それは単に混沌に馴染めないからではなく、今まで二人が友人関係を結んでいることを他のどのポニーにも理解されなかったからであった。しかしフラッターシャイはディスコードと友達になって得られたものが多くあり、そんな自分と違うものをもったディスコードこそが好きなのだと語った。

"What's discord without a little chaos?"

— フラッターシャイ

ディスコードはすっかり本来の姿を取り戻し、フラッターシャイと共にディスコード色満載のティーパーティーを開催する。歌うティーバッグ、くしゃみをするピニャータ、上下さかさまの部屋の中で、二人は楽しそうに蝶々を捕まえて遊んだのであった。

台詞

Discord: I've been taking advantage of your hospitality for far too long. It's high time I do something about it. What to do, what to do...

Discord 2: Why don't you host the next tea party?

Discord: I've got it! Why don't I host the next tea party at my place?

Discord 2: Hey, that's my idea.

Pearly Stitch: I'm sorry, dearie. Were you talking to me?

Discord: Actually, madam, I'm talking to myself.

Discord 2: Well, I'm not talking to you!

Shopkeeper Pony: Are you sure you're friends with Fluttershy? You seem so very different from her.

Discord: Well, of course we're friends! She gets me, and you obviously do not!

"Raspberry Vinaigrette": Uh... you're friends with Fluttershy?

Discord: Yes... judgy... clerk... pony! Why is it such a surprise?

Pinkie Pie: Oh, Discord. You're waaaaaay overthinking things. All you have to do is make Fluttershy feel comfortable. It should be pretty easy for you. You know her so well!

Discord: Although we've never discussed it, I'm pretty sure Fluttershy likes gravity.

Fluttershy: You're a creature of pure chaos! Being normal is destroying you!

Fluttershy: We never talked about it, but I'm pretty sure Discord hates gravity!

Discord: I was afraid that if you saw exactly how different we are, you wouldn't want to be friends anymore.

Fluttershy: What?! Why would you ever think that?

Discord: Because you and I don't make sense to anypony else.

Fluttershy: That may be true, but we make sense to me. I never would've thought to make singing ginseng before I met you. But you've opened me up to so many more possibilities and impossibilities. So I guess what I'm trying to say is I like you because you're so different from me.

Discord: You do?

Fluttershy: Of course I do, silly! Besides, what's discord without a little chaos?

Discord: It really is nice having you here.

Fluttershy: I'm happy to be here. And I really do like your place. Because it's so you.

Discord: Why, thank you, Fluttershy.

ギャラリー

Discordant Harmony image gallery（英語）