プリンセスルナ (Princess Luna) | |
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種族 | アリコーン |
性別 | ♀ |
住居 | キャンタロット 月 (S1E1以前) 姉妹の古城 (以前) |
職業 | 月を司るエクエストリアの女王 |
More info | |
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目 | Moderate cyan |
たてがみ | Moderate sapphire blue with grayish persian blue outline Very light azure (early) Brilliant phthalo blue with grayish persian blue outline (Nightmare Moon) |
毛皮 | Dark blue Grayish phthalo blue (early) Very dark cornflower blue (Nightmare Moon) |
アイシャドウ | Light sapphire blue Moderate violet (並行世界) |
眉 | Moderate blue violet (ナイトメアムーン) |
魔法の色 | Moderate cobalt blue Brilliant cyan with light violet sparks (Nightmare Moon) Vivid scarlet (alternate universe) Very light gold (when switched with Celestia's cutie mark in A Royal Problem) |
ニックネーム | Nightmare Moon, The Mare in the Moon, Princess of the Night, Night Mare, Mare on the Moon, Guardian of the Night, Mayor in the Moon, L (The Periodic Table of My Little Pony), Nm (The Periodic Table of My Little Pony) |
血縁関係 | プリンセスセレスティア (姉) プリンセスケイデンス (姪) プリンスブルーブラッド (甥) トワイライトスパークル (姪の義妹) シャイニングアーマー (姪の夫) |
キューティーマーク (通常)[note 1] (ナイトメアムーン)[note 2] (A Royal Problemにて) | |
声 | ルナとナイトメアムーン: Tabitha St. Germain (英語) 本田 貴子 (日本語) ルナ 内山 夕実 (日本語、~52話) みすずりえ[1](日本語 53話~) シャドーボルト(♀)のみ: 吉田 麻実 (日本語) |
声 (歌) |
Kazumi Evans (English, S4E25) Aloma Steele (English, S6E8) Ekaterina Shulgina (Russian, S6E8) Carla Cerda (Latin American Spanish) |
プリンセスルナ(Princess Luna)は、エクエストリアを統治するアリコーンの女王。プリンセスセレスティアの実の妹、及びプリンセスケイデンスの義理の叔母にあたる。第1話にてナイトメアムーン(Nightmare Moon, Night Mare Moon)の名で悪役として登場し、エクエストリアを永遠の夜で支配しようと企てるが、その後エレメントオブハーモニーを使ったトワイライトスパークルらにより元のプリンセスルナへと戻った。
シリーズでの描写[]
来歴[]
ナイトメアムーン[]
プリンセスセレスティアと妹のプリンセスルナは第1話の冒頭でナレーションで紹介されている。
「"ユニコーン"の姉妹が力を合わせて、エクエストリアを治めていました。姉は魔法を使って太陽を空へ昇らせて昼を作り、そして妹は月を運んで夜を作りました。こうして姉妹は王国に暮らすポニーたちのために、仲良く仕事を分け合っていたのです。[2]
けれどいつしか妹は寂しくなってしまいました。昼間、ポニーたちは仲良く楽しく遊ぶのに、夜はみんな寝てしまうからです。ある日、妹は月を沈めることを嫌がりました。姉は言い聞かせますが、意地悪な心をもつようになった妹は、悪いポニー、ナイトメアムーンに変身してしまったのです。」
そして姉はやむを得ずポニーの国で一番強い魔法、すなわちエレメントオブハーモニーの力を使い妹を"月"へと封印した。それからというもの、姉は太陽と月の両方を受け持つようになり、エクエストリアではしばらく平和が続いていたのであった。
1000年後。トワイライトスパークルが「邪悪な心を持ち月に幽閉されたポニーが1000回目の最も昼の長い日を迎えるとき、その封印から復活して永遠の夜を作る」という"月のポニー"の伝説を知り、セレスティアに報告をした。しかしこの予言に対する対策も講じられぬまま1000回目の夏至を迎え、ナイトメアムーンがポニービルの民衆の前に復活する。エレメントオブハーモニーを手に入れたトワイライトスパークルらの力によりナイトメアムーンは2話の終盤で倒されると、元のプリンセスルナへと姿が戻った。実の姉であるプリンセスセレスティアが元の姿に戻ったルナの前に現れ、今後はエクエストリアをふたりで統治していかないかという提案をされると、ルナはこれを受諾した。
番組の原作者であるLauren Faustは自身のDeviantArtのページで、ルナがナイトメアムーンに変貌してからの1000年間は「描かれてこなかった」とし、またセレスティアはルナがナイトメアムーンに変貌してしまうのを阻止しようと「できる限りのことをした」とコメントしている。またこれらの設定は自分の思った限りであり、番組での展開はもう少し違ってくるかもしれないと付け加えている[3]。
ロイヤル・ウェディング[]
ロイヤル・ウェディングの終盤でルナが登場するが、セレスティアとクイーンクリサリスの攻防やシャイニングアーマーとプリンセスケイデンスによるクリサリスの討伐など、一連の事件が終わった後の夕方に登場したため、本人は何も知らないまま結婚式の会場に到着した。そのため開口一番に「こんばんはみんな。何かあったの?」とトワイライトらに尋ねている。その後ピンキーパイとDJ Pon-3のかける音楽に合わせて他のポニーと一緒に踊る姿が映し出されている。
The Crystal Empire[]
場面は少ないがThe Crystal Empireでルナが登場する。ストーリーの最初にトワイライト本人について「準備」はできているのかと疑問を呈する場面があり、その後セレスティアのキングソンブラを極北に封印した際の回想でもプリンセスルナが登場している。このエピソードで次に映るのは終盤で、問題を解決しポニービルへと帰るトワイライトたちを見送る場面で登場する。セレスティアと共に1冊の本を紐解きうなずく様子から、トワイライトの「準備」が着々と進んでいることを確認している。
Magical Mystery Cure[]
シーズン3の最終話、Magical Mystery Cureでは、エピソードの終盤でケイデンスや姉のセレスティアと共にトワイライトの戴冠式にプリンセスとして出席した。この際ルナ(とセレスティア)はドレスを着ており、戴冠式用の通常と違った華美な冠や靴、襟元で身を包んでいる。また、このエピソードではThe Crystal Empireの最後にルナが紐解いた本がスタースワールの遺したものであることが判明しており、その中にはスタースワールの未完成の呪文を含んでいた。この呪文をトワイライトが完成させると信じていたセレスティアは、最後の課題としてスタースワールの呪文の完成を設定しており、見事果たしたトワイライトはセレスティアによりアリコーンへと変身した。
Princess Twilight Sparkle[]
Princess Twilight Sparkleの序盤、セレスティアがトワイライトに夏至のお祭りについて会話をする間、城の窓越しにルナがバルコニーから月を昇らせている場面が映っている。なお、その後のエピソードの間ルナは姉と共にかえらずの森から伸びてきた黒い茨に囚われる。トワイライトがゼコラからもらった秘薬を飲むと、1000年前のセレスティアとルナの戦いがフラッシュバックとして映し出された。そこではルナはエクエストリアの唯一の女王になると言い放ち、太陽を月で覆い隠すとナイトメアムーンへと変貌した。
後半パートの最初、ナイトメアムーンと化したルナとそれを止めようとするセレスティアの空中戦となった。ここで初めてトワイライトは自分が見ているのが過去の映像だということを悟ると、激しい攻防の末にセレスティアがエレメントオブハーモニーを使ってナイトメアムーンを月に封印する瞬間を目の当たりにする。薬の効果が切れて現在へと戻ってきたトワイライトだったが、残りの秘薬を再び飲むと、今度はセレスティアとルナがハーモニーの樹からエレメントオブハーモニーを取り出し、ディスコードを封印したときの光景が映し出された。その後トワイライトらはエレメントオブハーモニーの所有を放棄しハーモニーの樹に返還すると、茨に閉じ込められていたセレスティアとルナが解放された。後半パートの最後にルナは夏至のお祭りに参加しており、セレスティアが太陽を上昇させるのと同様、ルナが月を沈める様子が詳しく描かれている。
Twilight's Kingdom[]
Twilight's Kingdom - Part 1ではルナはケイデンス、セレスティア、トワイライトと一緒にメアトニアから来賓した公爵との面会を手伝っている。面会が終わった後、自分の存在する理由が分からないと嘆くトワイライトに対し、セレスティアやケイデンスと共に歌を歌い、トワイライトの心情を察する様子を見せた(この回で初めてルナは歌を披露した)。夜、寝室で寝ていたセレスティアが悪夢に苛まれて目を醒まし、その声を聞いたルナは部屋へと駆け付ける。ルナも夢こそは見ていないものの、不吉な予兆が見えたと語った。翌朝、セレスティアとルナはトワイライトにティレックとスコーパンについての話、とりわけティレックがタルタロスの下へと投獄された経緯を話した。一連の予兆はタルタロスの下からティレックが逃げたことによるもので、46話でタルタロスの鎖が外れてポニービルへやってきたときに逃げたものであるとルナは推察した。
Twilight's Kingdom - Part 2では、ティレックに全エクエストリアの魔力を奪われることを避けるため、セレスティアとルナ、ケイデンスは自らの魔力の全てをトワイライトに譲渡した。この際全員のキューティーマークが消滅したが、ルナだけは完全に消滅せずにキューティーマークの黒い部分だけ残った(白い月の部分だけが消滅した)[note 1]。そしてティレックとディスコードが王宮へ辿り着きアリコーン3人の魔力を奪おうとしたものの失敗し、全員の魔力がトワイライトへ既に移されていたことを知る。その後ティレックは自らの復讐としてルナ、セレスティア、ケイデンスの3人をタルタロスの下へと投獄するが、トワイライトらがティレックに勝利した後に再び解放され、またティレックは逆にタルタロスの下へと幽閉された。
The Cutie Re-Mark - Part 2[]
The Cutie Re-Mark - Part 2では、スターライトグリマーの時間遡行魔法により過去が改変され、ナイトメアムーンがセレスティアを月に封印してエクエストリアを統率している世界線が登場する。トワイライトがこの世界にやって来た方法を聞いたナイトメアムーンはその方法を利用し、エレメントオブハーモニーを隠してエクエストリアを永遠に支配しようと企てた。しかしナイトメアムーンが計画を実行する前にトワイライトとスパイクが別の世界線へと飛び去って行ったため、目論みは失敗に終わった。
A Hearth's Warming Tail[]
A Hearth's Warming Tailでは、トワイライトの語る物語"A Hearth's Warming Tale"の中でルナが「未来の精」の役として登場している。
To Where and Back Again[]
To Where and Back Again - Part 1では、町の住民に関する悪夢をグリマーが見ているところにルナが現れて慰めるシーンがある。また、ルナは後にクイーンクリサリスに囚われるが、その際にグリマーの夢の中に登場し警告を発した。後半パートでは最終的にルナは他の捕虜たちと共に解放され、町のサンセット・フェスティバルに参加している。
A Royal Problem[]
A Royal Problemでは、スターライトグリマーがセレスティアとルナの間に起こっている友情問題を解決するために王宮へ派遣される。姉妹が互いのコミュニケーションと思いやりが欠如しているいうことを悟ったグリマーは、キューティーマークを1日だけ入れ替えた。ルナはキューティーマークが入れ替わっている間にセレスティアの業務を引き受けることになるが、子供たちの募金活動では新聞記事の写真写りが悪く失敗し、シンリンオオカミの説明会で不安を取り除こうとしたが逆に怖がらせてしまう結果となった。エピソードの終盤、悪夢に魘されるグリマーの救助を通じてセレスティアの責務の重大さを感じ、謝罪した。
Shadow Play[]
Shadow Play - Part 1では、サンバーストの発見したスタースワールの日記の存在を知り、自分の過去の恩師の消息に関心を示した。なお、エピソードの後半でポニー・オブ・シャドウズが倒された後にスタースワールと再会を果たしている。
性格[]
ナイトメアムーン[]
ナイトメアムーンは典型的な「悪堕ち」の悪役である。極めて自信家であり、トワイライトやポニービルの民衆らを簡単に捻り潰せる愚か者だとして高らかに「夜が永遠に続く」と宣言していた。Princess Twilight Sparkle - Part 2ではより獰猛で凶悪なキャラクターとして描かれており、セレスティアに攻撃を仕掛け邪悪に笑うナイトメアムーンが登場する。
苦痛と怨嗟[]
ようこそポニービルへの冒頭のナレーションでは、ルナをナイトメアムーンへと変えてしまった積年の苦しみが語られている。最初の登場時に民衆の前に登場した際はポニーたちを「愛しき者」と陰険に言ったのちに邪悪な笑い声で脅し、自分が誰なのか質問した。多くのポニーが存在を知らなかったが、トワイライトがナイトメアムーンの存在を知っていると認識した際には感銘を受けていた。
幻惑と欺罔[]
エレメントオブハーモニーを捜索するトワイライトたちの行く手を阻もうと、ナイトメアムーンは様々な魔法を使って生物を操る。マンティコアの前足にトゲを刺して暴れさせてポニーたちを攻撃させたり、オオウミヘビのヒゲを切断して動揺させ、川を氾濫させたりした。また、動物以外には崖を崩壊させたり、樹木の表皮を恐ろしい表情にさせたりして間接的に攻撃を加えた。レインボーダッシュに対してはシャドーボルトを差し向け、エレメントオブハーモニーに通じる橋を渡さないようにした。
前述のようにトワイライトらに対しては間接的に攻撃をする一方、ロイヤルガードの攻撃を受けた際は即座に稲妻で撃退し、紫色の霧となって退散するなど、直接物理的な攻撃もする。トワイライトと一対一の対決になった際はエレメントの石5つを物理的に破壊したりもした。
プリンセスルナ[]
懺悔と悔恨[]
エレメントオブハーモニーの力でナイトメアムーンから元の姿に戻ったルナ。そこへ実の姉がやってくると思わず涙を流して寄り添い、1000年前の自らの過ちを悔いた。後にセレスティアと共にポニービルの夏至のお祭りへと参加したルナは、住民から貰った歓迎の花輪に戸惑いながらも姉を見上げて笑っていた。その後平穏に過ごしていたかに思われたルナだが、Do Princesses Dream of Magic Sheep?では姉と和解したにも関わらず自らの過去の責に苦しめられ、心の闇・タンタバスを生み出していた。このタンタバスはナイトメアムーンに変貌した自らの罪悪感が生み出した精神的な産物であるが、これによりルナは毎日のように夢の中で苦しみ、果ては夢に留まらず現実世界へタンタバスがと飛び出そうとしていた。
脚注[]
- ↑ みすずりえ. Twitter (2019-08-03). 参照日時:2019 8月 12.
- ↑ 原語は「"two regal sisters who ruled together and created harmony for all the land," and that "the eldest used her unicorn powers to raise the sun at dawn; the younger brought out the moon to begin the night."」に相当する文。
- ↑ Lauren Faust explaining Nightmare Moon's thousand-year banishment (2011-11-16). 参照日時:2011 11月 17.
- ↑ 1.0 1.1 Cutie mark listed as "Night Sky with Moon and Stars" in Mini Pony Collector's Guide page 90; background also indicated as part of cutie mark on her mystery pack collector card, in trading card series 2 & 3, in Discovery Family (previously the Hub Network)'s online game Equestrivia Challenge, in Friendship is Magic Issue #12 1 million cover A, and in S7E10.
- ↑ Background indicated as part of cutie mark in trading card series 1 & 3.