大魔法使いトリクシー | |
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シーズン №: | 1 |
シーズンエピソード №: | 6 |
合計エピソード №: | 6 |
放送日: | 2010/11/19(アメリカ) 2013/5/7(日本) |
脚本: | Chris Savino |
ストーリーボード: | Kevin Schmidt & Alex Basio[1] |
参照 | |
エピソードガイド | |
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大魔法使いトリクシー(日本語版:Boast Busters)はMy Little Pony Friendship is Magicのシーズン1の六番目のエピソード。このエピソードでは、Ponyvilleに来た "The Great and Powerful" と名乗るTrixieが、自分がEquestriaで一番素晴らしいポニーであると主張する。 英語版のBoast Busters(ボーストバスターズ)というタイトルは、Ghostbustersをもじったものである。
製作・展開・放送[]
最初は自慢したがりな少年のユニコーンという設定だったが、Chris SavinoがTrixieを考案し、採用された。[2]
初めてメインキャラクター達があまりしゃべらないエピソードである。Pinkie PieとFluttershyがエキストラとして出演した。
このエピソードがカナダのTreehouse TVで放送される時、TrixieがRainbow Dashを罵るシーンが検閲され、"losers"(負け組)の言葉が削除された。.
概要[]
前置き[]
エピソードは、Ponyvilleの図書館の中で、Twilight Sparkleが新しい魔法を習得するために練習をしているところから始まる。新しく習得した魔法は、Spikeに口髭を作る魔法である。Spikeは新しい自分に惚れぼれし、Rarityに見せびらかしたいと言うが、あくまでも練習だとTwilightが口髭を消したので、Spikeはがっかりしてしまう。
町に来た新しいユニコーン[]
TwilightとSpikeはPonyvilleを散歩しながら魔法と才能の関係について考える。Twilightは「魔法の力が能力に依存するならば、魔法は能力である」と考えている。SpikeはTwilightが魔法についての膨大な知識を得ていると考え、EquestriaでTwilightのようなポニーはいないと話す。そこに2匹のユニコーンの少年、SnipsとSnailsが、最強の魔力をもつユニコーンが町に新しくやってきたと町中に伝える。
The Great and Powerful Trixie[]
- "Well, well, well. It seems we have some "neigh-sayers" in the audience. Who is so ignorant as to challenge the magical ability of the Great and Powerful Trixie?"
(まぁまぁ・・・皆さんの中に否定的な態度を取る人が居るようね。私の魔法の能力に異議を唱える無知なポニーは誰?)
— Trixie
町の広場で、移動住宅がトラベリング・ステージに変化し、新しくやってきたユニコーンが住人達の前に姿を現す。このマジシャンの名乗る "The Great and Powerful Trixie" (グレート・アンド・パワフル・トリクシー:偉大で強力な - )は、オズの魔法使いの "The Great and Powerful Oz" の名前を置き換えたものである。 TrixieはEquestriaで最も魔力のあるユニコーンであると主張し、ステージに設置してある数々の花火を爆発させ、大きな喜びを示した。住人達はTrixieの手品に恐れかしこんでいるが、Twilightの友人達は、続く自慢話に何も感じなかった。Twilightは能力と何かが違うのではと訪ねたが、ApplejackとRarityは違うと答え、多くの人は目立とうとしないし、自分が一番だと考えないと答える。Spikeが「Twilightの方が凄い」と言おうとした時、Twilightが止めさせ、「Trixieと同じような事をしたくない」と言った。Rainbow DashがTrixieに何がそうさせたのか知りたいと聞くと、 "ursa major" からHoofington を一度救い、Everfree Forestに戻したからだと答えた。Trixieは自分の力が凄いものだと分からせるため、住人達に「何でも特技を見せてくれれば、それ以上の事を簡単にやってみせる」と挑戦する。"anything you can do I can do better"というフレーズは、 1946年の Annie Get Your Gun というミュージカルの同名の歌から来ている。
Applejackが最初にロデオのロープ・トリックをパフォーマンスする。Trixieはロープをヘビのように操ってApplejackの足を縛り、反撃する。Rainbow Dashが空気中の水蒸気を集めて小さな虹を作るが、Trixieは虹を操り、Rainbow Dashをコマのように回転させる。Rarityは「意味がない事」だと対決を断ったが、Trixieにたてがみの悪口を言われ、ステージのカーテンでコスチュームを作り、 Rarityの上品さをアピールした。Trixieは魔法でRarityの髪型を緑色でごちゃごちゃにし、そこに木の枝と虫を刺した。Twilight達はそれを隠そうとしたが、Rarityは"anything but green!" (緑色なんて御免だわ!)と泣きながら言った。緑色のたてがみにしたGolden HarvestがRarityの叫びを聞いて気を悪くする。(彼女のたてがみは普段オレンジ色である。)Spikeは再びTwilightにTrixieと勝負するように言おうとする。Trixieがそれを耳にし、Twilightに挑戦を挑むが、Twilightは挑戦を受け入れる前に退却する。結局誰も勝負に勝てず、Trixieは再び自分が優れたポニーであると公表する。
ショーの後で[]
ショーが終わると、SnipsとSnailsがスムージーを持ってTrixieの移動住宅に姿を現し、どうやって ursa major を退治したのか聞き出そうとした。しかしTrixieは休憩したいと言って彼らを追い出した。疑い深いSpikeはSnipsとSnailsに会い、「証拠が無いのにTrixieの話を信用することはできない。例えばの話だけど、ursa major が通りを歩いているところを退治したら信じるよ。」と言った。これを聞いたSnipsとSnailsは閃き、 Everfree Forest へ向かった。
TwilightとSpike[]
Spikeが図書館に戻ると、Twilightが勉強をしているところだった。SpikeはTwilightに、魔法でTrixieに立ち向かう事が友人を救う事になると説得しようとしたが、TwilightはそれがTrixieと同じ事をしているだけで、結局負けてしまうのが落ちだと話した。Spikeはこれにがっかりし、図書館を出る。
The ursa major[]
森の中で、SnipsとSnailsが暗い洞窟の中で巨大な青い熊を見つけるが、ふと起こしてしまい、逃げ出すがPonyvilleに連れてきてしまう。SnipsとSnailsはTrixieを起こすが、熊を見てパニックを起こし、逃げ出す。その後Trixieの移動住宅を熊が踏みつぶして壊してしまう。Trixieが数々の魔法で熊を止めようとするが失敗し、最終的にursa majorを倒した話が作り話である事を告白した。熊がPonyvilleに深刻な被害を出す前に、Spikeの知らせを聞いたTwilightが魔法を使って立ち向かう。Twilightが魔法で風を起こし、植物で子守唄を奏で、給水塔を牛のミルクで満たし、それらで熊を眠らせ、森の洞窟に熊を戻した。
Ponyvilleを包んでいた恐怖は喜びへと変わり、Twilightは友人達に、Trixieよりも謙虚で魔力のあるユニコーンだと称えられた。Twilightは、Trixieの自慢話を聞いた後でursa majorについて調べていたと言った。町を襲った熊は、ただ機嫌の悪かったUrsa Minorで、Ursa Majorの子供だと説明した。
Twilightに越された事を認めたくないTrixieは見栄張りな態度を再び表し、Twilightにこんな "amazing, show-stopping ability"(本当に素晴らしい能力)はもう出来ないだろうと言い、小さな煙を出して姿を隠し、町を出ていった。Rainbow DashはTrixieを追いかけようとするが、Trixieはいつの日か自分を見つめ直してくれると信じてTwilightがRainbow Dashを止める。
結末[]
SnipsとSnailsには、町にursa minorを連れてきた罰として、壊れた移動住宅の破片を片付けるように指示された。それとSpikeの提案により、口髭をSpikeと共に与えられた。図書館に戻ると、TwilightはPrincess Celestiaに「魔法は誇るべき能力であり、それをいつ使うべきか知った」という内容の手紙を書いた。そしてTwilightはSpikeによって自分がPonyvilleで最も才能のあるユニコーンであると認めたが "it's nothing to brag about..."(自慢するほどの事じゃないよ)と言った。
Twilightは、Rarityに新しい姿を気に入ってもらえなかったSpikeを励ますが、結局Spikeは口髭よりあご髭の方が良いのではないかと色々考え、エピソードは終わる。
エピソード中の会話[]
- Twilight Sparkle: There's nothing wrong with being talented, is there?
Applejack: Nothin' at all... Exceptin' when someone goes around showin' it off like a school-filly with fancy new ribbons.
Rarity: Just because one has the ability to perform lots of magic does not make one better than the rest of us.
Rainbow Dash: Especially when you got me around being better than the rest of us. Uh, I mean, yeah! Uh, magic 'schmagic'! Boo!
Rainbow Dash: They don't call me "Rainbow" and "Dash" for nothing!
Trixie : When Trixie is through, the only thing they'll call you is "Loser"...
Rarity: Rainbow Dash and Applejack may act like ruffians, but Rarity conducts herself with beauty and grace.
Trixie: Ooh. What's the matter? Afraid you'll get a hair out of place in that "rat's nest" you call a mane?
Rarity: ...Oh! It... is... ON!
Rarity: Quick! I need a mirror! Get me a mirror! What did she do to my hair? I know she did something terrible to my hair!
Twilight Sparkle: Nothing.
Rainbow Dash: It's fine.
Applejack: It's gorgeous.
Spike: It's green. What?
Rarity: [cries] No. Green hair! Not green hair! [cries] Such an awful, awful color! [cries]
Golden Harvest: Well, I never!
Twilight Sparkle: I, uh... I think I hear my laundry calling. Sorry.
Spike: The proof is in the pudding.
Snails: I like puddin'.
Snips: Hmmm... A ursa major waltzing down the street, ehh. Snails! Are you thinking what I'm thinking?
Snails: Why do they call it a flea market, when they don't really sell fleas?
Snips: Yeah!....Oh come on.
Snips and Snails: Trixie!
Spike: Twilight!
Snails: Don't worry, the Great and Powerful Trixie will vanquish it.
Trixie: ...I can't.
Snips/Snails: What?!
Trixie: uh, I can't, I never have. No one can vanquish an ursa major. I just made the whole story up to make me look better.
Snips/Snails: Made it up?!
Trixie: Huh. You may have vanquished an Ursa Minor, but you will never have the amazing, show-stopping ability of the Great and Powerful Trixie!
ギャラリー[]
備考[]
- ↑ Raven Molisee's deviantART journal (2012-02-23). Retrieved on 2012 February 23.
- ↑ Lauren Faust on deviantART, discussing Trixie (2011-08-30). Retrieved on 2011 August 30.