A Royal Problem | |
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シーズン №: | 7 |
シーズンエピソード №: | 10 |
合計エピソード №: | 153 |
放送日: | 2017/6/10(アメリカ) 2017/5/20(カナダ) |
脚本: | Joanna Lewis and Kristine Songco |
ストーリーボード: | Roxana Beiklik and Aynsley King |
注目キャラクター: | スターライトグリマー プリンセスセレスティア プリンセスルナ |
参照 | |
エピソードガイド | |
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A Royal Problemは、マイリトルポニー〜トモダチは魔法〜のシーズン7の10番目のエピソードで、全体では153番目のエピソード。
このエピソードでは、スターライトグリマーがキューティーマップに従いキャンタロットの王宮へと派遣され、プリンセスセレスティアとプリンセスルナの問題を解決するため2人のキューティーマークを魔法で入れ替える。
製作[]
このエピソードはディスカバリーファミリーでは6月10日に放送されたが、カナダの放送局Treehouse TVではそれより3週間早く放送された。
概要[]
スターライトグリマーの任務[]
ポニービルの城のキューティーマップがスターライトグリマーをキャンタロットへと召喚していることを示していた。グリマーは初めて地図に呼び出されて喜んでいたが、それを見たトワイライトスパークルは、まさかのグリマーの召喚に開いた口が塞がらないほどショックを受けていた。注目すべきは、これまで地図がポニーを呼び出すときは必ず2人のペアであったが、今回はグリマー1人のみを呼び出していたことである。トワイライトはグリマーの解決する問題は些細なことだと考えていたが、スパイクはプリンセスセレスティアとプリンセスルナの姉妹間に問題が発生しているのではないかと指摘した。
キャンタロットの王宮でグリマーはセレスティアとルナに謁見し、今回の件に関して話をした。セレスティアはグリマーの来訪を心から歓迎し、妹との問題は無いと言ったが、その横でルナはどこか不満そうな表情を浮かべていた。
姉妹の軋轢[]
グリマーは城のスイートルームに宿泊していたが、そこに魔法でバレリーナのオルゴールの形でトワイライトが出現し、現況を尋ねた。2人の様子を見たグリマーは姉妹間の見えない軋轢を感じ取り、解決すべき問題は確実に2人の間に存在すると説明する。キューティーマップに召喚されていないため直接助けには迎えないが、何かあった場合に相談相手となることをトワイライトは約束した。
翌朝、グリマーは王宮のダイニングホールでセレスティアの作ったホットケーキをごちそうになっていた。そこに公務を終えたルナが入ってくるが、疲労と眠気でセレスティアのパンケーキには全く興味を示さず、ぶっきらぼうにパイナップルを齧って足早に自分の寝室へと戻る―――セレスティア曰く、妹のそのような態度は毎朝のことなのだそうだ。
その夜、グリマーは今度はルナに随伴する。王宮に住む者が安らかな眠りにつけるよう、城のホールに飾ってあるラベンダーの花をルナは毎夜取り替えているのだが、セレスティアはそれに気付く様子もなく高官たちと談笑しホールを通り過ぎていった。ルナはそんな姉が自分の気遣いに目もくれないと不満を漏らした。
グリマーはこの状況をトワイライトに話し、姉妹間のコミュニケーションの欠如に関して2人に直接問うことを計画する。しかしながらトワイライトは、ルナとセレスティアが戦った際、セレスティアがルナを1000年も月に追放しなければならなかった過去を危惧し警告を発した。
キューティー・スワップ[]
明くる朝、セレスティアとグリマーは再びダイニングホールでホットケーキを朝食に食べていた。そこに再び公務を終え疲労困憊のルナが入室し、前日と同様にフルーツを齧り足早に部屋へと帰ろうとする。その様子を見たグリマーは、互いの思いやりに対する感謝の欠如に関して2人の認識を交換させてみた。セレスティアとルナは互いの抱える問題を話そうとしたものの、次第にいかに自分の公務が大変かを争う口論になっていった。
プリンセス達の争いを止めるべく、グリマーは思わず直感的に2人のキューティーマークを魔法で入れ替える。この事にセレスティアとルナは最初こそ怒っていたが、グリマーはお互いの立場や任務がどのようなものか知る絶好の機会だと説明すると、姉妹は承諾して24時間だけ互いの立場を交換することにした。事の一部始終をグリマーがトワイライトに説明するが、トワイライトはこの異常事態に過呼吸になってしまう。
互いの役割[]
その日、ルナはセレスティアから渡された王室公務のリストをグリマーと共にチェックする。多くが一見簡単そうに見える公式行事ではあったが、一日中笑顔で公務をこなさなければならないという条件付きだった。公務の一つで子供たちの遠足資金の募金を促進する写真撮影会に参加したが、運悪く頬が疲れて笑顔を止めた瞬間に写真を撮影されてしまう。このせいでニュースには募金活動でルナが立腹と報じられ、信用を失った募金活動はあえなく失敗した。その後、使節団との面会でホワイトテールの森にシンリンオオカミが住むという噂を払拭する公務があったが、かえって不安を増大させる結果となってしまい、セレスティアが日々こなす任務の大変さをルナは知ることとなる。最後に、フィリーデルフィアとボルチメア市長の間の紛争を3時間にわたり仲裁すると、疲れきったルナは自室へと戻っていった。
その夜、エクエストリアのポニーが全て眠りについた頃、セレスティアはひとりルナの公務を行おうと喋って―――もっとも、独りのため自分で自分に話しかけていたが―――過ごしていた。ルナの魔法が宿ったセレスティアはポニーたちの夢の中へと旅をし、悪夢にうなされるポニーを救う任務を果たそうとする。そんな中、スターライトグリマーが悪夢に襲われている現場を発見し、セレスティアはその夢に潜り込む。グリマーは、自分の直感で2人のキューティーマークを入れ替えお互いの心を近づけようとした選択に猜疑心が芽生え、苛まれる悪夢を見ていた。セレスティアとルナの問題を解決できないとナイトメアムーンが復活するのではないかと恐れていると、目の前に突如ナイトメアムーンが現れた。
セレスティアが魔法でグリマーをナイトメアムーンから守るが、背後にもう一人ポニーが現れる。セレスティアの邪悪なエゴの化身、デイブレイカーだった。
"昼"と"夜"の相剋[]
デイブレイカーはセレスティアにルナとの関係を疑うよう唆し、自身はナイトメアムーンを攻撃した。途中セレスティアとグリマーは巻き添えを食らいそうになり、グリマーは自分の判断が国を滅ぼす結果を招くことを強く後悔していた。一方セレスティアは寝ているはずのルナの夢へと魔力で進入する。すると、募金に失敗した子供たちの深い悲しみと呵責、そして自分の偽の笑顔の口から次々と歯が抜け落ちる凶夢に動揺するルナの光景があった。セレスティアはルナを悪夢から救い出し、デイブレイカーとナイトメアムーンの戦いの狭間でもがき苦しむグリマーの夢へと連れ出した。
グリマーが絶望の淵に立たされている中、ルナはこの悪夢を終わらせられるのはセレスティアただ1人だということを伝える。セレスティアは自分の力に自信がもてず、妹が毎夜行なっている業務の厳しさ、そして負担と責任がいかに大きいかということを認識し涙した。ルナも同様に姉の責任と役割の大きさを痛感し、互いの役割の大きさを認め合った。デイブレイカーを倒せるのは自分自身しかいない、そのルナの言葉を信じたセレスティアは2人の戦いの間に割って入り、最終的に夢から2人を消し去ることに成功した。
- "You are not real, and you will never exist again!"
- — プリンセスセレスティア
暁に太陽と月は睦む[]
翌朝、ルナが夢から戻ったセレスティアの為に朝食のパンケーキを―――味は酷いものであったが―――焼いて待っていた。太陽と月の姉妹は認識の間違いを認め、互いの義務と責任を分かち合った。起きてきたスターライトグリマーがやってくると、2人はグリマーがした問題解決のための大胆な対応を賞賛した。すると魔法の効果が切れ、セレスティアとルナのキューティーマークが正常に戻ると同時に、グリマーのキューティーマークも任務完了を示す信号を発した。
突如そこへ興奮したトワイライトがテレポートで出現し、グリマーに今回の一部始終を克明に説明するよう王宮の中へと引き込んでいった。ルナは募金活動とシンリンオオカミに関しての公務の引き継ぎをセレスティアにすると、彼女の反応を待たずして休息を取りに暁の空へと飛び立っていったのであった。
台詞[]
- Twilight Sparkle: For all we know, it's something small. Like maybe the cooks are fighting over who has the best butternut squash soup. Or the royal hairdressers are fighting over a comb.
- Spike: Or, you know, maybe the royal sisters aren't seeing eye-to-eye on something.
- Twilight Sparkle: No! That's just crazy! Luna and Celestia would never fight. [beat] Again.
- Starlight Glimmer: She's your mentor. I think you might be biased.
- Twilight Sparkle: Fair enough.
- Princess Luna: Is that what exhausts you? Smiling and being adored by everypony?
- Princess Celestia: And you have it so much worse, do you?! You've spent your evenings flitting around giving ponies lovely dreams! Oh, it sounds just awful!
- Twilight Sparkle: [hyperventilating] You switched their cutie marks?! The actual princesses' cutie marks?!
- Starlight Glimmer: [groans] I thought we moved past this. It was the right call! I hope.
- Twilight Sparkle: [hyperventilating]
- Guard: [pounds on door] Are you okay in there?
- Starlight Glimmer: I-I'm good! Just, uh... reading an exciting book! [whispering to Twilight] He's gonna think I'm nuts!
- Twilight Sparkle: He's not the only one!
- Princess Luna: [shouting] Hello! Great news! There are no timberwolves!
- Princess Luna: Normally, I have all the time in solitude I need to work through my problems at my own pace.
- Starlight Glimmer: Well, your sister doesn't get that luxury.
- Princess Celestia: Of course. Everypony's asleep at night. Heh. Luna works alone.
- Daybreaker: If Luna can turn into Nightmare Moon, you can absolutely turn into me — Daybreaker! The better, prettier, and more powerful version of you!
- Daybreaker: Ugh. So much black. We get it. You're sad.
- Princess Celestia: Oh, Luna, I can't do this! I was wrong! Your job is so incredibly hard! You have to battle nightmares and work in the darkness and do it all alone! It takes such a brave, strong pony to do what you do!
- Princess Luna: And that pony is you. I walked a day in your shoes. I thought all you had to do was smile and be adored all the time, but I was wrong. There is so much more to it than that.
- Daybreaker: You can't destroy me! I'm everything you want to be!
- Princess Celestia: No, you're not! You are not real, and you will never exist again!
- Princess Luna: So, um, did you talk to yourself?
- Princess Celestia: Um, a little.
- Princess Celestia: I love you, sister.
- Princess Luna: I love you too.