Campfire Tales | |
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シーズン №: | 7 |
シーズンエピソード №: | 16 |
合計エピソード №: | 159 |
放送日: | 2017/8/26 |
脚本: | Barry Safchik and Michael Platt |
ストーリーボード: | Roxana Beiklik and Aynsley King |
注目キャラクター: | ロックフーフ ミストメーン フラッシュマグナス |
参照 | |
エピソードガイド | |
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Campfire Talesは、マイリトルポニー〜トモダチは魔法〜のシーズン7の16番目のエピソードで、全体では159番目のエピソード。
このエピソードでは、キャンプをフライダーに台無しにされ洞窟に逃げ込んだ6人のうち、アップルジャック、ラリティ、レインボーダッシュの3人がアップルブルーム、スウィーティーベル、スクータルーにそれぞれのお気に入りの物語を語る。
製作[]
このエピソードはカナダの放送局Treehouse TVで6月10日に放送される予定だったが[1]、直前になって予定をFluttershy Leans Inの再放送に変更された[2]。
ミストメーンの伝説について、中国や日本の伝承に影響を受けたのかとファンから質問が出ていたが、これについてJim Millerは2017年9月にTwitter上で"Just Asian influences in general. Not one specific culture."(アジア地域の影響を受けているだけで、特定の文化から(影響を受けたの)ではない)[3]と回答している。
概要[]
姉妹キャンプ[]
アップルジャックとアップルブルームが年に一度の姉妹キャンプのため森の中へと入っていく場面から物語が始まる。前回よりもかなり荷物を減らしたラリティとスウィーティーベルも追って到着し、レインボーダッシュとスクータルーは近くで果実を摘み取っていた。最初のキャンプ以降も森への恐怖心が抜けないスクータルーは森林に潜む危険性に敏感になっていたが、それを見たレインボーダッシュは今度は「姉」が付いているから大丈夫だとなだめる。
6人がキャンプの準備をしていると、突如フライダーの大群(蜘蛛《スパイダー》と蚊《フライ》の合成)に襲われ、6人は身体中を刺されながらも洞窟へと避難する。通常フライダーはルナ湾周辺を生息域としており、この森まで来るのは珍しい。もしかしたらキャンプの食料におびき寄せられた可能性があるとアップルジャックは説明した。6人は大群が去るまで洞窟内で待機せねばならず、アップルブルームはガッカリした。
洞窟内を照らすためにキャンプファイヤーを作ると、ラリティ、レインボーダッシュ、アップルジャックの3人は時間を潰すため、アップルブルームたちに自分たちのお気に入りの伝説を語ることを提案。トップバッターはアップルジャックとアップルブルームの好きなロックフーフの伝説だった。
ロックフーフの伝説[]
ロックフーフは巨大な火山の麓に位置する村に住んでいた。その村はマイティヘルム(Mighty Helm)と呼ばれるエリートポニー集団で構成される防衛組織によって守られており、ロックフーフもいつかはマイティヘルムに入りたいと望んでいた。しかし彼は貧弱な身体ゆえ斧すら満足に持ち上げられず、実力の伴わなさゆえに周囲から嘲笑を受けていた。
彼がシャベルで穴を掘っていたある日、突然火山が噴火して高温の溶岩が村の方向へと押し寄せてきた。襲い来る溶岩から村を守る方法も思いつかずマイティヘルムは直ちに村民へ避難命令を出したが、故郷を捨てたくないと村民はこれを拒否。そこでロックフーフは地面に溝を作って溶岩を村から逸らせる作戦を思いつき、貧弱な体にも関わらず穴を掘り始めた。
彼の掘るスピードと溶岩の速さでは圧倒的に溶岩の方が先に到達するかに思われた。すると突然、掘っていた地面から眩い光線がロックフーフを包み、気が付くと彼は頑健で屈強な馬に変身していた。新しい体のお蔭で何倍ものスピードで掘り進むことが可能になると、そのまま高速で溝を海まで掘り貫き、村は溶岩の脅威から救われた。ロックフーフの決意と勇敢さを見込み、その後マイティヘルムは彼を組織に招き入れたのだった。
美はあらゆる場所に[]
場面は洞窟に戻り、興味深く5人はアップルジャックの話を聞いていたが、外のフライダーたちはまだキャンプ場を離れていなかった。スウィーティーベルはキレイに整えたキャンプを放棄して薄汚い洞窟で過ごさなければならなくなったことに失望する。その様子を見たラリティはおもむろに洞窟の壁面を削って金脈を発見してみせたり、キャンプファイアの明かりで影絵を投影してみせたりと、美というものはどこにでも存在するということをスウィーティーベルに説いた。更に話を付け加えるため、ラリティは自身のお気に入りのミストメーンの伝説を語り始めた。
ミストメーンの伝説[]
ミストメーンは当時エクエストリアで最も優れた美貌をもつポニーと評され、寵愛されていたユニコーンだった。彼女はその才能から魔法学校に入学し、しばらくの間過ごしていると、友人のセーブルスピリットが故郷で皇后として戴冠をされたという便りを受け取る。彼女に会うべく魔法学校の卒業後に里帰りをしたミストメーンであったが、村は見るも無残に荒廃していた。村民に訳を聞くと、皇后となったセーブルは独裁政権で村を支配し、村中の美しさをもつ全てのものを奪い宮殿に留めたからだという。
ミストメーンは宮殿で皇后となったセーブルと対峙し、説明を求めた。彼女はミストメーンの才能と美貌を妬み、魔法学校に在籍している間に若返りの魔法を使ったと話す。しかし魔法は失敗し、セーブルは代償に自らの美貌を失った。老婆のように年老いた顔になった彼女は、村の美しいものを根こそぎ奪い取り自分のものにしたのである。当然これをミストメーンは許さず、魔法でセーブルと激闘をする。火と水の呪文がぶつかり、最終的にミストメーンは茨の繭にセーブルを封じ込めて勝利を収めた。
その後、ミストメーンは自らの美貌を犠牲に魔法で村の中心に花を咲かせると、村は美しさを取り戻し、そしてセーブルも元の姿に戻った。この行動にセーブルは深く感銘を受け、それ以降は心を入れ替えて慈愛と思いやりで村を治めた。ミストメーンは醜悪な姿にこそなったものの、その後エクエストリアに美しさを広めるために残りの人生を捧げたと言われている。
汝は勇敢たれ[]
ミストメーンの伝説を聞いたスウィーティーベルは深く感動し、自分の一番のお気に入りの話だと断言する。そんな折、外のキャンプ場で飛び回っていたフライダーの大群が今度は洞窟の中に押し寄せてくる。レインボーダッシュはとっさの機転で洞窟の入口を壊して虫たちの侵入を防ぐが、今度は自分たちも洞窟から出られなくなってしまう。スクータルーがパニックを起こす中、レインボーダッシュは自身のお気に入りであるフラッシュマグナスの逸話を話してスクータルーを励まそうとした。
フラッシュマグナスの伝説[]
ワンダーボルトが創設される以前の時代、フラッシュマグナスはクラウズデールの王立軍の候補生として所属していたペガサスだった。ある日、マグナスの一隊はドラゴンの国を横切って向こう側の仲間と合流する予定で飛行していたが、領空に差し掛かった瞬間待ち構えていたドラゴンたちに攻撃されてしまう。一隊の大部分は退却を余儀なくされその場から逃げたが、マグナスを含む3頭のペガサスは本隊とはぐれてしまった。不幸中の幸いかマグナスはドラゴンの手にかからなかったが、残りの2頭は捕らえられドラゴンの国へ連れ去られた。
マグナスは2頭を救出に向かおうとしたが、アイアンヘッド隊長はそれを許可しなかった。そこでマグナスは自分がドラゴンの気を惹きつけている間、残りのメンバーで2頭の救出に向かう作戦を思いつく。アイアンヘッドはその勇気を認め、支援として数々の英雄を救ってきた"ネタイタスの盾"を彼に託した。作戦通りマグナスがドラゴンを挑発して気を惹いていると、残りの隊員はドラゴンの洞窟へ侵入することに成功し2頭を救出する。救助が終わりマグナスがドラゴンたちを本隊の方へ引き寄せると、そこには全員でかき集めた雷雲があった。マグナスはドラゴンと共に雲へ突っ込み、雲の中で雷に打たれたドラゴンたちはたまらず退散する。マグナスはその後その勇敢さを讃えられ、アイアンヘッドから託された盾を所持し続けることを許された。
エピローグ[]
スクータルーはフラッシュマグナスの伝説を聞き、感激していた。レインボーダッシュはそんな彼の伝説が常に自分に勇気を与え続けてきたと語る。3人の話が終わると、アップルジャックが洞窟の外でフライダーの羽音がしなくなっていることに気付く。フライダーたちが去ったと洞窟から出ようとするも、岩が崩れて出られなくなっていた。仕方なく洞窟の奥へと進み別の出口を探すことにしたが、スクータルーはひどく怯えた様子を見せた。そこでレインボーダッシュはフラッシュマグナスの話を思い起こさせ、彼のように勇敢になるんだと彼女を励ました。
洞窟を歩き続けていくと、6人は洞窟内を流れる川に行き着く。出口に繋がっているかもしれないと飛び込むと、川はWinsome Fallsへと繋がっていた。アップルジャックは当初予定していたキャンプができなかったことをキューティーマーククルセイダーズに謝罪するが、3人は今回も楽しめたという感想と滞在の意志を見せる。今まで聞いた数々の伝説に触発されたクルセイダーズは、自分たちが今できることをしてウィンサムフォールスで楽しもうと駆け出していった。
- "I can't wait to see what happens next year!"
- — スクータルー
台詞[]
- Apple Bloom: Remember the first time we came here and Rarity had that ginormous tent?
- Rarity: I heard that! [giggles] I've gotten much better at "roughing it", haven't I?
- Sweetie Belle: Yup. This time, you only packed three suitcases.
- Rainbow Dash: You want stories? I've got a ton of stories! Spoiler alert – they're all about me and how awesome I am!
- Applejack: Rockhoof was known far and wide for his incredible strength. But he didn't start out that way. You see, Rockhoof was a tiny little fella, the son of a farmer.
- Apple Bloom: Just like us!
- Rainbow Dash: Mistmane? Isn't she the old wrinkly sorceress with the flower?
- Rarity: Yeeees, but did you know she used to be the most beautiful unicorn in all the land?
- Rainbow Dash: [flatly] No.
- Sweetie Belle: If somepony told me either one of you two'd gone evil...
- Scootaloo: Yeah, I'd never believe it.
- Apple Bloom: I dunno. I've seen the way you two get when you miss breakfast.
- Mistmane: What good is a pretty palace if it just hides the misery of its ponies?
- Apple Bloom: You can't outfight dragons.
- Rainbow Dash: But you can out-think them.
- Flash Magnus: Is this... Netitus, the fireproof shield?!
- Commander Ironhead: It has protected Legion heroes for generations. And today, I can't think of a worthier flank for Netitus to protect.
- Applejack: We're gonna have to see if we can get out the other way.
- Scootaloo: You mean go further into the dark, spooky cave?!
- Rainbow Dash: Scootaloo, just remember the story. Gotta be brave like me and Flash Magnus, okay?
- Applejack: We sure are sorry that our camping trip wasn't what we hoped it would be.
- Apple Bloom: Are you kidding? This trip is awesome!
- Rarity: It is?
- Sweetie Belle: We got to hear legendary stories and go on an adventure.
- Applejack: Wait, you three wanna stay?
- Cutie Mark Crusaders: Of course we do!
ギャラリー[]
脚注[]
- ↑ My Little Pony: Friendship Is Magic : Campfire Tales. Screener. 参照日時:2017 5月 16.
- ↑ TV Listings - Treehouse. Zap2it. 参照日時:2017 5月 25.
- ↑ Jim Miller (2017-09-03). Big Jim on Twitter: "@GreenRangerDon Just Asian influences in general. Not one specific culture.". Twitter. 参照日時:2017 9月 4.