Daring Done? | |
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シーズン №: | 7 |
シーズンエピソード №: | 18 |
合計エピソード №: | 161 |
放送日: | 2017/9/3 (Youtubeで先行公開) 2017/9/9 |
脚本: | Gillian M. Berrow |
ストーリーボード: | Marta Demong and Desirae Salmark |
注目キャラクター: | ダーリンドゥ Dr.キャバレロン ソムナンビュラ |
参照 | |
エピソードガイド | |
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Daring Done?は、マイリトルポニー~トモダチは魔法~のシーズン7の18番目のエピソードで、全体では161番目のエピソード。
このエピソードでは、レインボーダッシュとピンキーパイがA. K. Yearlingが本の執筆を辞めるという噂を聞き、事実を調べに行く。
製作[]
製作段階では、このエピソードはシーズン7第17話に設定されていた。 また、このエピソードはカナダの放送局Treehouse TVで6月11日に放送される予定だったが、直前になって予定をForever Fillyの再放送に変更された。
2017年9月3日、YoutubeのHasbroEpisodes YouTube channelでは本放送の6日前にエピソードの先行公開をしていた。(この時の表示はTo Change a Changelingだった)
エピソードを通じて描かれるエジプト風の世界観は共同ディレクターのDenny Lu、ストーリーボードアーティストのMarta DemongとDesirae Salmark、キャラデザイナーのKora Kosicka、アートディレクターのMatt Herringによって手掛けられている[1]。
スフィンクスのデザインはHerringが担当した。
概要[]
ある作家の引退[]
ポニービル。ピンキーパイがPonyville Chronicle(ポニービルの新聞)を購入し、一緒に歩いていたレインボーダッシュの隣で記事を読むシーンから物語は始まる。ピンキーパイは新聞記事の見出しを音読しながらレインボーダッシュと話題を共有しようとするが、レインボーはほとんど無関心だった。しかしピンキーが"Author A. K. Yearling Announces Retirement"(作家のA. K. ヤーリング 引退発表)という見出しを聞いたレインボーダッシュは仰天する。
- "I can't believe that the greatest author and secret pony adventurer of all time, A. K. Yearling... is retiring!"
- — レインボーダッシュ
ふたりはA. K. Yearling邸のあるジャングルの中を駆けていく。人気作家の突然の引退宣言に不信感を抱いたレインボーダッシュは、何か良からぬことが彼女の身に降りかかり、それを隠しているに違いないと考えていた。彼女のコテージに到着すると本人が出迎え、中に招き入れられたが、その表情はどこか暗いものがあった。レインボーとピンキーは早速A. K. ヤーリングに突然の引退発表の真相を尋ねた。最近エクエストリア南部の冒険をした際に村に損害を与えてしまい、そのことで村中の新聞で非難を浴びているからだと語る。この一件を機にA. K. ヤーリングはすっかり小説家として、そして冒険家としての自信を失ってしまったのである。
話を聞いたレインボーダッシュは、ダーリンドゥがうっかり傷つけてしまったポニーよりも遥かに多くの救われたポニーがいるに違いないと、エクエストリア南部に流布するダーリンドゥの悪い噂を払拭しようと立ち上がるのだった。
ようこそソムナンビュラへ[]
場面は砂漠の村、ソムナンビュラへと移る。レインボーダッシュは村民のひとりにダーリンドゥのことについて尋ねるが、神聖な石像を含む村の施設を破壊されたと非難の声が上がる。そこに後ろから赤いマントに身を包んだポニーが登場し村民に同調すると、ダーリンドゥを「触れるもの全てを破壊して回る脅威」と酷評した。これを聞いていたA. K. ヤーリングは一層自信を失い、村から逃げるように走り去っていった。
ポニーたちがダーリンドゥに感謝していることに気付かせようとレインボーダッシュとピンキーパイは彼女の後を追い、ダーリンドゥが冒険の際によく滞在している宿泊所「Get On Inn」に到着する。宿の支配人・トロッツワースにダーリンドゥのことを聞くが、彼女は前回宿泊した際の宿代を踏み倒しただけでなく、のちに彼女を追ってやって来た一団に部屋の半分以上を破壊されたと不満を漏らした。さらにダーリンドゥはソムナンビュラの像に捧げる宝石・グロウパズを盗んだという報告も上がっているとトロッツワースは続けた。
一通り彼女から話を聞いたふたりは、宿泊所の広場のテーブルに腰かけるA. K. ヤーリングを発見し、駆け寄った。テーブルの向こうでは赤いマントの馬がダーリンドゥがグロウパズを盗んだと声高に非難していたが、A. K. ヤーリングはグロウパズを盗んだことは完全に濡れ衣だと容疑を否定する。この状況を打開するため、レインボーダッシュは翌朝に村民の誤解を全て解くとA. K. ヤーリングに保証するのだった。
ソムナンビュラの伝説[]
翌日、壊れたソムナンビュラ像の前にレインボーダッシュ、ピンキー、A. K. ヤーリング、そして村民が集まった。像の前では赤いマントのポニーが相変わらず公衆の面前でダーリンドゥを中傷していたが、そこにレインボーダッシュが割り入ってくる。ダーリンドゥの取った行動は全て村のためを思ってのものだ、と赤いマントのポニーに対して反駁するものの、話のはずみでうっかりソムナンビュラの像を軽んじる発言をしてしまった。そこに群衆の中からから老齢のポニーが出てくる。村の名前の由来となった伝説のポニー・ソムナンビュラの名誉を守るべく、その老ポニーは彼女の逸話を語りだした。
その昔、この地域にまだ名前が無かった頃。ある王国が邪悪なスフィンクスによる支配を受けており、作物の大部分を捧げ物として搾取されていた。ソムナンビュラはその王国に住むペガサスであり、他のポニーと同じく裕福な身ではなかったが、貧する民が希望を失わないよう私財を投げうって村民に食糧を分け与えていた。その国の長・ファラオの息子にヒザン王子という名のポニーが居たが、彼はそんな彼女の慈悲深い行動に深い感銘を受け、暴政から住民を解放しようと立ち上がった。彼は搾取を止めるようスフィンクスに掛けあうが、逆鱗に触れ囚われの身となってしまった。ヒザン王子を攫ったスフィンクスは、王子を返してほしくば自分の出す謎を解いてみよとファラオに迫った。
スフィンクスを恐れて委縮するポニーたちの中でただひとり、王子を救うべくソムナンビュラはスフィンクスの元へ行くことを志願した。スフィンクスと対峙し、出された謎は次の通りである。
- 『我は暗黒の中にて最も輝かしく光る。我在りても見えはせぬ。我を持つのに何も要らぬ。だが我無くては全てを失う。我は何?』
これまで虐げられてきたポニーたちのことを思い返した彼女は、答えがすぐに閃いた。「希望(Hope)」である。彼女が正しい答えを言うとスフィンクスは悔しさに激怒した。その様子を見て王子の解放を反故にされるかもしれないと危ぶんだソムナンビュラは、もう一つ試練を受けると申し出る。試練を達成すれば今度こそ王子を解放すること、そして王国から永遠に去ることを条件にスフィンクスは承諾し、ソムナンビュラに2つ目の試練を課した。底なし沼に架かる、捕らえられたヒザン王子の元へ続く一本橋を視覚と翼を使わずに渡ってみせよというものだった。
ヒザン王子の声と希望の心を頼りにソムナンビュラが見事2つ目の試練も達成すると、スフィンクスは怒り狂いながら王国を去っていったのだった。ヒザン王子は感謝の印としてソムナンビュラにグロウパズの首飾りを与えると、その輝きは王国中を照らした。それ以来、グロウパズはこの地域の希望の象徴として扱われるようになったのである。
Dr.キャバレロンの陰謀[]
伝説を聞いたレインボーダッシュは、ソムナンビュラもダーリンドゥも脅威から村を守るために勇敢に戦ったのだと村民たちに説いた。しかし赤いマントのポニーはソムナンビュラの像を破壊したダーリンドゥの罪を糾弾して対抗する。ダーリンドゥに対しブーイングを飛ばす村民を背に、A. K. ヤーリングは村から去ろうと歩みを進めた。住民が解散したあと、耐えかねたレインボーダッシュはダーリンドゥを中傷する赤いマントのポニーを問い詰める。その正体はダーリンドゥの仇敵、Dr.キャバレロンだった。彼はダーリンドゥの精神を砕くためにレインボーダッシュを利用したことを認め、皮肉交じりに礼をする。そしてレインボーダッシュによってこの真実が明るみに出る前に揉み消そうと、キャバレロンとその手下によって彼女はどこかへ連れ去られていった。
ピンキーとA. K. ヤーリングがレインボーダッシュの叫び声を聞いて振り返ると、まさにキャバレロンらによってレインボーが連れ去られていたところだった。ピンキーはキャバレロン一行の後を追い、その後A. K. ヤーリングもダーリンドゥとしてレインボーの救出に向かう。散々住民から浴びせられた非難にダーリンドゥは自信を失っていたが、ピンキーはダーリンドゥがレインボーダッシュを放っておいたことは一度もないと本人に思い出させて励ました。ピラミッドに逃げ込んだキャバレロンたちをふたりが追いかけていくと、伝説にあったヒザン王子と同じようにレインボーダッシュが底なし沼の上に捕らえられていた。
緑色の泥へと沈んでゆくレインボーダッシュ。ダーリンドゥは飛んで救助しようとするが、スフィンクスの呪いは現在でも続いており、その空間では翼は使えなくなっていた。ソムナンビュラの逸話を思い出したダーリンドゥとピンキーパイは希望を捨てず決死の覚悟で泥へと飛び込んでいくと、蒸気孔の仕掛けにより沈まずにレインボーダッシュの元へと辿り着いた。
しばらくして、キャバレロンの一団は大きな袋を抱えて静かに村を去ろうとしていた。そこへ帰ってきたダーリンドゥたちが目の前に立ちはだかると、驚いた拍子に大きな袋からグロウパズが零れ落ち、キャバレロン達がグロウパズを盗んだことが明るみに出る。すると開き直ったキャバレロンは、ダーリンドゥがソムナンビュラ像を壊したついでに自分たちがグロウパズを盗み、その罪もドゥになすりつけて彼女を冒険の舞台から引きずり下ろそうとしたと計画を明かした。しかし今や自信を取り戻しているダーリンドゥは挫けなかった。キャバレロンは自分たちの旗色が悪いと分かると、グロウパズを置いて村から逃げ去っていった。
エピローグ[]
ダーリンドゥはすっかり村の信頼を取り戻し、ピンキーパイとレインボーダッシュに感謝の意を述べた。そして自らの行動にもっと責任を持つこと、何か意図しない過ちを犯しても自信を失わないことを誓う。このレッスン通り、彼女は作家を引退することを撤回し、自腹でソムナンビュラ像や宿泊所の弁済をした。
台詞[]
- Pinkie Pie: [reading] "Noodles Named Official Food Of Whinnyapolis". "Author A. K. Yearling Announces Retirement". "Cloudsdale Election Heating Up For Candidate In Favor Of Cooling It Down".
- Rainbow Dash: What?! Let me see that!
- Pinkie Pie: I never knew you were so into politics, Rainbow.
- A. K. Yearling: I guess I've always been so focused on saving priceless relics and stopping the bad guys that I never really thought about the mess I leave behind.
- Dr. Caballeron: Daring Do is a menace who destroys everything she touches!
- Pinkie Pie: A good evening to you, madame. We are but weary travelers who humbly wish to inquire on the status of a certain mare of intrigue taking residence here.
- Mrs. Trotsworth: What in Southern Equestria are you on about?
- Rainbow Dash: Ahuizotl? He's about yea big? Long neck? Itty-bitty face? Weird claw thingy on his tail?
- Dr. Caballeron: When I saw you, her closest friend, I knew that Daring Do would not be far behind. I really do owe you for leading her right to me.
- Rainbow Dash: But I-I didn't mean to—
- Dr. Caballeron: Thank you for helping me break Daring Do's spirit by destroying her reputation, but I can't have you running off and telling her my plan.
- Pinkie Pie: I knew you'd come!
- Daring Do: You did? I sure didn't. What if I cause more trouble?
- Pinkie Pie: You won't.
- Daring Do: How do you know?
- Pinkie Pie: I just do! You wouldn't let anything happen to Rainbow Dash. You care too much.
- Dr. Caballeron: With the destruction you leave in your wake, it didn't take too much to convince ponies you were a villain!
- Daring Do: You're wrong, Caballeron. And I won't let you break my spirit again. Because I'm never going to give up hope that I can protect ponies and ancient treasures from miscreants like you!
- Daring Do: Thanks for helping me come to my senses. You two are true friends.
- Pinkie Pie: Feel free to use that in your next book!
- Daring Do: You know, I think I will.
ギャラリー[]
脚注[]
- ↑ Jim Miller (2013-09-13). @LetsEatHay @gmberrow Thank @Fruit_Of_The_Lu, board artists @DesiraeSalmark & MArta Demong, as well as character designer @kkosicka & art director Matt Herring!. 参照日時:2017 9月 14.