Hard to Say Anything | |
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シーズン №: | 7 |
シーズンエピソード №: | 9 |
合計エピソード №: | 152 |
放送日: | 2017/6/3(アメリカ) 2017/5/14(カナダ) |
脚本: | Kevin Lappin |
ストーリーボード: | Mike Alcock and Steve LeCouilliard |
注目キャラクター: | ホイティトイティ フォトフィニッシュ リリーレース スターステーク インキーローズ |
参照 | |
エピソードガイド | |
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Honest Appleは、マイリトルポニー〜トモダチは魔法〜のシーズン7の9番目のエピソードで、全体では152番目のエピソード。
このエピソードでは、ラリティがアップルジャックにファッションショーの審査員をやってほしいと頼む。出場者の衣装に関してアップルジャックは率直な意見を述べるが、そのあまりに正直すぎる意見は参加者を傷つけるものであった。
製作[]
このエピソードはディスカバリーファミリーでは6月3日に放送されたが、カナダの放送局Treehouse TVではそれより20日早く放送された。
概要[]
アップルジャックの審査員[]
ポニービル。ラリティとスパイクがブティックで開催されるファッションコンテストのチラシを配っている場面から物語は始まる。チラシを配る2人に対しピンキーパイが興味を示すと、ラリティは今回の優勝者のデザインは自分の店舗で採用するというコンテストの概要を説明した。コンテストには審査員がつき、ファッション界のカリスマ・ホイティトイティや写真家のフォトフィニッシュの他、ラリティは驚くべきゲストを発表する:
- "Applejack!"
- — ラリティ
偶然通りかかったアップルジャックはこの発表を聞き、ファッションの知識が全くない自分が何故審査員をするのかと、混乱した様子を見せる。ホイティトイティやフォトフィニッシュはファッションや芸術性の点で高い審美眼があるが、衣装の実用性の観点をもっていないため、アップルジャックが実用性を審査する上で適任と考えたからだとラリティは説明する。アップルジャックはこの申し出に一晩考える時間をもらい、ラリティとスパイクは引き続きチラシを配った。
スイートアップル農園に戻ったアップルジャックは、自分が審査員に適任かどうかという不安をビッグマッキントッシュとアップルブルームに漏らす。アップルブルームはその様子を帽子をかぶりながら聞いていたが、どうにも作業の邪魔になって仕方がない様子であった。それを見たアップルジャックは帽子のデザインに問題があるとして手を加えた結果、実用性が向上。このことで実用性の点で審査員を務めるという任務に自信をもった彼女は、翌日その役目を引き受ける意向をラリティに示した。ちょうどその折にホイティトイティとフォトフィニッシュの両者がブティックに到着し、ココ・ポメルのデビュー衣装について意見を求めてくる。衣装についてアップルジャックは率直に批判し、自身の正直さに則ったファッション評価の力を発揮することとなった。
参加者との面会[]
ブティックの裁縫室に4人が行くと、コンテストの参加者3人が準備を進めていた。バレーガールアクセント(80年代カリフォルニアで流行した抑揚の激しい英語)で話すユニコーンのリリーレース、アバンギャルドな嗜好をもつアースポニーのスターステーク、ゴスのペガサス、インキーローズである。コンテストのため、リリーレースは鳥の声にインスパイアされた作品を、スターステークは"未来"を見据えるデザインの服を、そしてインキーローズは黒や暗色を基調とした衣装を製作していた。
ホイティトイティとフォトフィニッシュは3人のインスピレーションを認めていたが、アップルジャックは衣服の機能性に疑問を投げかけていた。デザイナーと審査員はアップルジャックの言葉に気を落としてしまうが、実用性の観点はコンテストに必要なものだとしてラリティはアップルジャックの意見を尊重した。しかしアップルジャックの歯に衣着せぬ露骨な批判は、時間とともに参加者を苛立たせていった。
アップルジャックが参加者を怒らせる前にラリティは視察を早々に切り上げさせ、翌日のコンテストに向けて準備をする時間を参加者に与えた。帰路、アップルジャックは1日の成果に満足していたが、ラリティはアップルジャックの正直さがコンテストの危機を招くと危惧していた。
歯に衣着せなさすぎる意見[]
翌朝ラリティと審査員一同は、夕方に行われるコンテスト参加者の作品の公開に向けて最終調整を行おうとした。前日と同様、ホイティトイティとフォトフィニッシュは参加者の衣装を評価していたが、またもやアップルジャックはデザインの実用性に不満を抱き、自身が満足するまで作品の批判をし続けた。
ホイティトイティとフォトフィニッシュがスターステークの衣装に合うベルトについて、二者択一の(実際ほとんど同じに見えるベルトではあったが)議論をしていた光景を見たアップルジャックは痺れを切らし、ファッションなんてくだらない("Fashion is ridiculous!!")と全員に言い放った。この発言に遂に堪忍袋の緒が切れた審査員、そして参加者全員がコンテストの辞退を表明し、涙を浮かべるラリティを尻目にブティックから去っていった。
- "What? I was just bein' honest!"
- — アップルジャック
コンテストの開催自体が消えた今、ラリティは会場の建設を中止させ、今回の大失敗の責任をアップルジャックに負わせようとする。アップルジャックはラリティに言われた通り率直に意見を述べただけだと反論すると、ラリティはアップルジャックの行動がどのようなものだったかを証明させるため、ある場所へと連れて行った。
向かったのはリンゴが嫌いなストロベリー・サンライズの家だった。サンライズのリンゴに対する"正直な"意見はアップルジャックを激怒させるが、ラリティはそれが彼女の"正直な"意見ならば何ら問題ないのではないか、と皮肉交じりに指摘する。ここにきてようやく、サンライズのリンゴに対して述べた冷淡な意見と同じく、自分がデザイナーたちに言い放った言葉は彼らの熱意や努力を踏みにじるものだということにアップルジャックは気付いた。そして彼女は自分がしてしまった失敗を取り返すために動くことを決意した。
アップルジャックの学んだこと[]
ホイティトイティとフォトフィニッシュ、そして参加者の3名がポニービルを離れる直前、アップルジャックは乗り物を乗っ取ったり縄で捕まえたりと、少々手荒な手段ではあったが全員をブティックに連れ帰り、自身の発言を全員の前で謝罪した。未だにファッションについては理解できていないところはあるものの、ファッションに携わる者の熱意や努力については認めていると自身の"正直な"意見を述べた。アップルジャックはコンテストに参加してくれるよう全員に頼み、その真摯な態度に心打たれた一同はこれを承諾した。
その後アップルジャックはコンテスト舞台の解体をしていた作業員に再建の要請をし、コンテストのデザイナーの製作を手伝うなどして尽力。その間ラリティはピンキーパイに連れられ1時間ほどブティックを離れていたが、帰ってくるとそこには完成した会場と参加者、審査員の面々が揃っていた。アップルジャックは自身の発言でコンテストを台無しにしかけたことを謝罪し、ラリティのこれまでの努力に感謝をした。
コンテストは最終的に開催され、3人の作品がそれぞれ公開された。審査員投票ではラリティがリリーレースに、ホイティトイティがインキーローズに、フォトフィニッシュがスターステークに投票し票が割れたため、アップルジャックの票次第で優勝者が決定することになった。しかしアップルジャックはどの候補に投票するか決め切れず、結局3人とも優勝させた。
エピローグ[]
しばらくした後、アップルジャックとラリティはブティック内で3作品の展示について話し合っていた。2人がラリティの新作が着せてあるマネキンの横を通りかかると、衣装を見たアップルジャックはストレートな表現を抑えようと試みるものの言葉がなかなか出てこない。その横でラリティは何食わぬ顔で衣装がひどいものであることを認め、価値観の合致した2人は笑いあった。
台詞[]
- Pinkie Pie: Whatcha got here? Lost dog? Balloons for sale? Guitar lessons? 'Cause I found one, I need some, and yes, I am interested! [imitating guitar riff]
- Rarity: The third judge for the Carousel Boutique's Couture du Future Fashion Contest is none other than... Applejack!
- Applejack: What?!
- Pinkie Pie: What?!
- Spike: What?!
- Rarity: ...What?
- Rarity: A judge must be honest, and you're the most honest pony there is. Ask anypony – they'll tell you.
- Pinkie Pie: Ooh! Ooh! Lemme try! [to Cherry Fizzy] Excuse me. Have you ever heard of Applejack?
- Cherry Fizzy: The most honest pony there is? Sure have!
- Rarity: See?
- Applejack: She looks like a disco ball! Hah! D-Did they have to roll her down the runway?! [laughing] I can't believe anypony would actually wear this! [laughing] Am I right?
- Hoity Toity: Oh, my!
- Photo Finish: I faint!
- Pinkie Pie: You seem a little stressed. Wanna try? Music is very relaxing. [strums guitar]
- Rarity: Sure... Hmm.
- [hard rock solo]
- Rarity: [sighs] Much better.
- Applejack: This is so silly! Fashion is ridiculous!
- Rarity: Hello, Strawberry Sunrise. This is Applejack. I was wondering if you could tell her how you feel about apples.
- Strawberry Sunrise: Don't like 'em.
- Applejack: What?! Why?! They're crunchy, they're sweet, they're delicious.
- Strawberry Sunrise: [chuckles] They're not strawberries. [chewing] Mmmm! [gulp]
- Applejack: You're right! Apples are better than strawberries!
- Strawberry Sunrise: Only if, by "better", you mean "better at being disgusting".
- Applejack: [stammering] You'd better apologize!
- Strawberry Sunrise: Oh, I'm sorry. But you actually bite into those tasteless, mealyworm-filled things?
- Lily Lace: You can thank Applejack. She literally did it all by herself.
- Applejack: I don't think that word means what you think it means.
- Applejack: Is, uh, this one of your new designs, Rarity? It's, uh... Uh, the form is... reminiscent of, uh... I mean, it conjures up images of... uh... well, uh... I-I mean...
- Rarity: Oh, that? No! I totally messed that one up! It's ghastly! Horrid! Absolutely terrible!
- Applejack: Hah. Oh, thank goodness. 'Cause in my honest opinion... it's awful.