Marks and Recreation | |
---|---|
シーズン №: | 7 |
シーズンエピソード №: | 21 |
合計エピソード №: | 164 |
放送日: | 2017/9/30 |
脚本: | May Chan |
ストーリーボード: | Karine Charlebois and Dave Wiebe |
歌: | Blank Flanks Forever |
注目キャラクター: | ランブル サンダーレーン |
参照 | |
エピソードガイド | |
前 A Health of Information |
次 Once Upon a Zeppelin |
Marks and Recreationは、マイリトルポニー~トモダチは魔法~のシーズン7の21番目のエピソードで、全体では164番目のエピソード。タイトルはNBCのコメディ番組「Parks and Recreation」のもじったものである(同番組名はThe Saddle Row Review〈Saddle Row & Rec〉でもパロディとして使われている)。
このエピソードでは、キューティーマーククルセイダーズが子供たちに向けてキューティーマークキャンプを開催するが、参加者のひとりがキューティーマークを欲していないことに気付く。
製作[]
このエピソードはカナダの放送局Treehouse TVで7月1日に放送される予定だった。
本エピソードのクリップは2017年9月9日のHASCONで内々に公開されていた[1]。
概要[]
キューティーマークキャンプ[]
キューティーマーククルセイダーズがクラブハウスで、丸を描くのが得意なケトルコーンというポニーのキューティーマークを探す手伝いをしている場面から物語が始まる。ケトルコーンのカウンセリングを一旦切り上げて帰らせるが、まだ外にはキューティーマークの手伝いをしてほしいと大勢の子供たちが列を成していた。しかし時間が遅くなってしまったため、クルセイダーズは並んでいた子供たちも帰らせた。
この状態では多くの子の監督ができないと思ったクルセイダーズは、子供たちを一度に監督でき、かつ互いにチームワークを育てることもできる「キューティーマーク・デイ・キャンプ(Cutie Mark Day Camp)」の開催を思いつく。キャンプには相応の広さと場所が必要なため、かつてアップルジャックとラーラが幼少期にキャンプ・フレンドシップをしていた広場を使うことをアップルブルームが提案する。
クルセイダーズがポニービルでキャンプの宣伝をしていると、ランブルが偶然近くを通りかかる。ランブルはキャンプへの参加を勧められて3人からチラシを渡されるが、兄のサンダーレーンがやってくると丸めてゴミ箱へ捨ててしまう。サンダーレーンの新しい飛行技を見たいとランブルは飛び去っていくものの、ゴミ箱のチラシに気付いたサンダーレーンは内容を確認すると何かを思いついた。
ランブルのトラブル[]
後日、クルセイダーズが広場でキャンプを開催し、参加者に様々な活動を通じ互いのキューティーマークを探せるよう激励していた。そこにサンダーレーンが嫌がるランブルを連れて到着すると、ワンダーボルトの一員の登場に子供たちが駆け寄っていく。練習の時間があるため早々にキャンプ場を離れようとするサンダーレーンだったが、離れる前に蹄鉄投げと飛行能力を全員の前で披露し、キャンプに参加する子供たちを応援した。
キャンプでは蹄鉄投げに始まり、カヤック、アーチェリー、ラインダンス、俳句など様々な活動を子供たちが行なっていく中、ランブルだけは全くやる気のない状態であった。ランブルが一切精力的に取り組むことなく初日は飛び去っていってしまった一方、ケトルコーンには俳人のキューティーマークが出現した。キューティーマークが出現したものの、ケトルはまたキャンプでみんなと一緒に活動したいと希望すると、スクータルーはこれを喜んで受け入れる。
初日の成果を前に自分たちの活動を誇りに思うクルセイダーズであったが、ランブルが一日を通して失敗ばかりしてばかりでキューティーマークへの熱意が削がれていないか気がかりだった。そこで3人はランブルを探しにワンダーボルトの練習場に行く。飛行訓練の見物をしているランブルを発見すると、自らの不甲斐なさを3人は謝罪した。必ずランブルに合う活動を手伝い、キューティーマークを探してあげると約束するクルセイダーズであったが、仏頂面のランブルからは驚きの一言が飛び出す。
- "Actually, I don't need your help. Because I don't want to get a cutie mark!"
- — ランブル
ランブルがキューティーマークを欲しがらないと知ったクルセイダーズはショックを受け、その理由を尋ねる。ランブル曰く、キューティーマークは出た本人の活動を狭め、一生その能力と付き合っていかなければならないと言う。事実、キューティーマーククルセイダーズもマークが出てからはマーク探し以外の活動をあまりしていないことを彼は続けて指摘する。そんなことはないと諭すクルセイダーズであったが、ランブルは納得せず不満げに飛び去っていった。仕方なく3人は無理強いをランブルにはさせず、他のポニーをサポートすることを決意した。
ブランクフランクがいい![]
ポニービルの競技場。ランブルが雲の輪を作って兄と同じように飛行訓練をしていると、サンダーレーンが飛び入ってきた。練習が中断され不満を漏らすランブルに兄は謝りつつ、将来は立派な飛行士になると励ます。キャンプにいるはずではないのかと兄が尋ねるが、ランブルは他のポニーと一緒に活動してキューティーマークが出現するのが嫌だから逃げてきたと話した。サンダーレーンは、"一生ブランクフランクになる"わけにはいかないと、明日こそキャンプに出席するように釘を刺すが、それを聞いたランブルは何かアイディアを閃いた。
翌日、キューティーマークキャンプではジャム作りの活動を終えていたが、ピップスクイークがなかなかキューティーマークに結び付くような活動を見つけられずにいた。自分の好きなことや得意なことが自らのキューティーマークとなるのかピップスクイークが心配していると、突如ランブルが会場に乱入し、キューティーマークは人生の可能性を狭めると意見を主張してきた。そしてランブルはクルセイダーズの動揺をよそに歌い出すと、キャンプに参加している子どもたちを自分の意見に引き込んでいく。歌い終わったランブルは、クルセイダーズのキャンプ地の反対側に、他の子供たちと共にキューティーマークを手に入れないようにするキャンプを開くと宣言した。
しばらくしてクルセイダーズは遠くからランブル一行を観察していたが、自分たちの活動とさして変わらぬことをしていた。ランブルと対峙したキューティーマーククルセイダーズは、キューティーマークはポニー自身を特別なものにしてくれると主張するが、ランブルたちは聞く耳を持たなかった。ランブルたちは再びキャンプに戻って各々の活動を再開するが、今している活動がキューティーマークの発現に繋がることを恐れた一同は活動を完全にやめてしまった。
CMは単なるマークじゃない[]
ランブルの頑固さに悩むクルセイダーズの上空を、ワンダーボルトの一隊が一直線に飛んで行く。その光景を目にしたスクータルーは、ランブルと交渉できるポニーを思いついた。
場面は再び練習場。クルセイダーズがサンダーレーンにランブルの活動の上手くいかなさ、そしてキューティーマークを巡る事の顛末を伝えると、サンダーレーンはキャンプでの活動は皆ランブルの得意なことのはずだと疑問を呈する。また、自分がワンダーボルトに入隊してからというもの、弟が常に自分を目指して飛ぶ練習をしてきたが、ワンダーボルトに憧れるあまり、ランブルは飛行以外の活動を拒んでチャンスを逸してきたと続けて説明した。ここでアップルブルームはランブルの抱える問題に気付く。ランブルは活動することを恐れているのではない、活動で夢が遠ざかることを恐れているのだと。
一方キャンプ場では、一切の活動をやめた子供たちが退屈していた。そこへ突如サンダーレーンを引き連れたクルセイダーズが子供たちの前に現れ、キャンプ活動の一環としてワンダーボルトの一員とゲームをするよう全員に勧めた。すると子供たちは少しずつランブルの素から離れ、キューティーマーククルセイダーズの方へと駆け寄っていった。ランブルも最初こそ嫉妬の目で一同を見ていたが、結局子供たちの中に入り、共ににゲームをして遊んだ。子供たち同士で遊んでいる傍らでサンダーレーンが料理を作っていることに気付いたランブル。理由を尋ねると、キューティーマークは飛行でも料理を作ることも得意だからだとサンダーレーンは説明した。
- "There's more to me than just flying. And I bet there's more to you too."
- — サンダーレーン
エピローグ[]
最終的に子供たちは、自分たちの将来がキューティーマークで狭められないと理解し、ランブルもまた兄と一緒に料理を作り始めた。キューティーマーククルセイダーズがランブルをキャンプの障害物コースに誘うと、その活動は明日やるという。その選択は決して消極的なものではなく、キューティーマークや自分の可能性と正面から向き合って様々な活動に挑戦しようとする、希望に溢れたものであった。
- "I guess it's time to see what other stuff I can do."
- — ランブル
台詞[]
- Apple Bloom: We'll try somethin' else tomorrow.
- Kettle Corn: But I like circle painting.
- Scootaloo: And on the way to figuring out what you're meant to do, you'll find a ton more stuff you like. That's what makes looking for your cutie mark so great.
- Apple Bloom: Are you two thinkin' what I'm thinkin'?
- Cutie Mark Crusaders: Cutie Mark Day Camp!
- Rumble: I thought you said we were gonna go practice for the Wonderbolts Ponyville Extravaganza show.
- Thunderlane: I'm going to Wonderbolt practice. You're going to cutie mark practice.
- Sweetie Belle: You remember how long it took us to get our cutie marks?
- Apple Bloom: [shivers] I remember the nightmares.
- Apple Bloom: I... I must have hay in my ears, because I thought I just heard Rumble say—
- Rumble: You heard right! I don't want my cutie mark!
- Sweetie Belle: [gasps] He said it again!
- Apple Bloom: Granny always says, "Some ponies have to find their own hay."
- Scootaloo: Are you sure she didn't mean "find their own way"?
- Apple Bloom: That's not how cutie marks work.
- Pipsqueak: So that's how cutie marks work?
- Apple Bloom: Am I speakin' Olde Ponish?! I just said it wasn't!
- Rumble: Blank flanks forever!
- Foals: Blank flanks forever!
- Sweetie Belle: [yelling] Cutie marks... make you... special!
- Skeedaddle: What if I get a cutie mark in being bored?
- Thunderlane: I know I'm a Wonderbolt and my cutie mark is all about moving fast, but I really like to cook!
- Rumble: Since when?
- Thunderlane: We take turns making the meals at Wonderbolts HQ. I didn't want to at first, but now I love it! I just wish I'd tried it sooner.
- Rumble: You do?
- Thunderlane: Of course! There's more to me than just flying, and I bet there's more to you, too.
- Rumble: I already know I'm a good flyer. It kinda runs in the family.
ギャラリー[]
脚注[]
- ↑ We Are Borg (2017-09-09). HASCON: My Little Pony Season 7 & 8 Panel - Spoilers Galore!. Equestria Daily. 参照日時:2017 9月 9.