Once Upon a Zeppelin | |
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シーズン №: | 7 |
シーズンエピソード №: | 22 |
合計エピソード №: | 165 |
放送日: | 2017/10/7 |
脚本: | Brittany Jo Flores |
ストーリーボード: | Roxana Beiklik and Aynsley King |
注目キャラクター: | スパークル家 アイアンウィル スター・トラッカー |
参照 | |
エピソードガイド | |
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Once Upon a Zeppelinは、マイリトルポニー~トモダチは魔法~のシーズン7の22番目のエピソードで、全体では165番目のエピソード。
このエピソードでは、トワイライトスパークルが家族と共にクルーズ旅行をしにいくが、その内容は他の参加者がトワイライト一家と共に過ごすことのできる特権付き船上ツアーであり、トワイライトは参加者と家族の両方の相手をしなければならなくなってしまう。
製作[]
このエピソードはカナダの放送局Treehouse TVで2017年6月25日に放送される予定だったが[1]、のちにA Royal Problemの再放送に差し替えられた。
実際に本話がTreehouse TVで放送されたのは2017年10月7日午前10時55分(EST)と、Discovery Familyより35分早かった。
概要[]
スパークル一家の休日[]
ポニービルの城で山積みの仕事の書類にサインをするトワイライト。羽ペンの先端を折ってしまったためスパイクが替えを持ってくると、同時にスパイクの口から手紙がトワイライトの元へと転送される。懸賞でクルーズ旅行が当たったとの両親からの誘いだったが、城でプリンセスとしての業務があるためトワイライトは誘いを断ろうとした。しかしそれを聞いたスパイクはプリンセスにも家族と過ごす時間は必要だと言い、トワイライトがクルーズ旅行に行く間の業務を代行すると申し出た。最初はためらったトワイライトだったが、最終的にはスパイクに業務を任せ、クルーズへと出かけた。
翌日、トワイライトはシャイニングアーマー、プリンセスケイデンス、両親、そしてフルーリーハートと共にキャンタロットの船着き場から船に乗る。搭乗後、船内アナウンスで船長から大声で歓迎の辞を述べられた。トワイライトの両親は懸賞で手に入れたクルーズ旅行を大変喜んでいたが、懸賞に応募した心当たりがないというためトワイライトは疑義を生じる。
ともあれ、家族一同それぞれ楽しみにしているイベントもあり、父のナイトライトは夜にビンゴ大会、シャイニングアーマーはボートレース、ケイデンスとフルーリーはプリンセス・デイケア、母のベルベットはネイアガラの滝からの樽下りを控えていた。また、極北を船が通過する際に見られるノーザンスターと呼ばれる流星の観測をトワイライトは楽しみにしていた。
プリンセス特別クルーズ[]
船の甲板でツアーをするという船内アナウンスが流れ、家族全員が部屋の外に出る。しかし乗り物酔いの激しいシャイニングアーマーは甲板に出た瞬間に船酔いになってしまった。船がエクエストリアの各地を巡るたび、船長からトワイライト一家とその土地での関わりをアナウンスで説明されるが、中には事実と違うものもあった。加えて、トワイライトたちは奇妙なことに気付く。船の乗客の視線が自分たちに集中していたり、写真を撮影されたり、果てには自分たちの姿がプリントされたTシャツを乗客が着ていたのである。
状況を怪しんだトワイライトが船長へ文句を言いに操舵室に行くと、そこにはアイアンウィルがいた。啓発セミナーの事業に失敗したのち、新たな職としてテーマ旅行のツアー案内を始めたという。そしてアイアンウィルからトワイライトに驚くべきことが告げられた。トワイライトの両親が懸賞で当選したと思っていた船上ツアーは、実は乗客がプリンセストワイライトとプリンセスケイデンスと共に船を満喫できるという特典付きのツアー旅行だったのである。船室でスパークル一家とトワイライトは不実の告知とも言えるツアーに反発したが、アイアンウィルは本旅行の概要が書かれた同意書にトワイライトの両親が署名したと主張する。
アイアンウィルはトワイライトにツアーのキャンセルも可能と提案するが、同時に乗客を失望させる結果になるとも言及した。これを受けたトワイライトは、ツアーの企画を心待ちにしていた自分の家族も失望させると考え、家族が楽しむ間はアイアンウィルのツアー企画進行に参加する意思を見せた。ツアー企画の一つ、プライズ抽選会では、スター・トラッカーというオスのポニーが1日限定でスパークル家の名誉家族となれる権利を獲得した。
良きプリンセスとして[]
その後、日中トワイライトは父のビンゴ大会やシャイニングアーマーのボートレースの監督を務める。しかし自身が企画の監督を務めるため、家族と共に企画に参加することはできずじまいだった上、常にスター・トラッカーがトワイライトの周りにしつこく付いて回っていた。
トワイライトがケイデンスとフルーリーの託児コーナーをチェックしに来た際、役割を引き受けすぎて自分が楽しむことを犠牲にしていないかとケイデンスから心配をされる。トワイライトは特に気に掛けておらず、ノーザンスターさえ見れれば自分は満足だと答えた。「アリコーン Q&A」のパネルが予定より長引いてしまったためトワイライトは急いでネイアガラの滝へと向かうが、残念ながら母親と樽下りをすることは叶わなかった。それを見た母は企画進行を休憩してみてはどうかと提案するものの、トワイライトは家族が楽しんでいる限りは大丈夫だと答えた。
この日のトワイライトの最後の仕事は参加者とのサイン会だったが、この企画も予定よりかなり長引いて夜になってしまう。トワイライトが上を見上げると、甲板の方角の夜空から光が漏れていることにに気付いた。慌てて船の反対側へと向かうと、今まさに家族が自分抜きでノーザンスターを鑑賞していた。自分がクルーズで一番楽しみにしていたノーザンスターを見逃してしまい、悔しさと悲しみでトワイライトは泣き出してしまう。と同時に今度は不満が頂点に達し、怒りを爆発させるとトワイライトは怒号交じりにスター・トラッカーの前足を踏んづけて去っていった。
トワイライトが本当に望んだもの[]
ケイデンスは船の端で悲しそうに背中を見せるトワイライトを発見する。参加者のみんなや家族を楽しませるため自分はアイアンウィルと契約を結んだだけに過ぎないと言うトワイライト。ケイデンスは、時にはプリンセスとしてできること以上のものをポニーたちが望んでいることがあるということ、そして他の者と同様に自分自身に対して義務を負っていることを伝えた。船室に戻ったトワイライトは自分の過ちを認め、自分のやりたいことをもっと早く伝えるべきだったと反省すると同時に、怒りに任せてスター・トラッカーに当たり散らしてしまったことを謝罪した。
- "What do you say we do something off the schedule?"
- — トワイライトスパークル
甲板でトワイライトと家族、そして名誉家族のスター・トラッカーがアイスクリームを囲んで談笑していると、希望者は甲板に集合するようにと、またもやアイアンウィルのアナウンスが船内に鳴り響く。しかしそこに今度はスター・トラッカーがトワイライトたちをそっとしておいてくれと食ってかかった。するとトワイライトはアナウンスマイクを借り、参加してくれたポニーにへの感謝と、一日過ごして楽しかったことを伝えた。そして今は家族と一緒に癒しのひと時が欲しいと思っていると、ツアーの参加者にひとりのポニーとして自分の希望を伝えた。参加者はトワイライトの願いを尊重してこれに同意すると同時に、アイアンウィルの卑劣なビジネススタイルに対して怒りを露わにした。怒りの矛先が自分に向かい、虫の居所が悪くなったアイアンウィルは突然船外へと飛び降りると、パラシュートで地上へと逃げていった。
ノーザンスターを見逃してしまったトワイライトのため、星の衣装に扮したシャイニングアーマー、ケイデンス、フルーリーハートが彼女の目の前に浮いて現れ、流星のシーンを再現した。自分のために尽くしてくれた家族に感謝の抱擁を交わすトワイライト。やがて一家を乗せた船は、ノーザンスターの流れる夜空の下、キャンタロットへと戻っていくのであった。
台詞[]
- Spike: You need a vacation! I can keep track of the friendship log, boost community morale, and answer fan mail for a few days.
- Twilight Sparkle: But, Spike, you're as much a part of my family as anypony. I can't just leave you here to do all that work.
- Spike: [loudly] What?! I can't hear you! You're on vacation!
- Twilight Sparkle: You don't know where this prize came from?
- Twilight Velvet: When somepony offers you a free vacation, you just sign the paperwork and don't ask questions!
- Iron Will: You can call Iron Will "Iron Will"!
- Twilight Sparkle: [gasps] What are you doing here?
- Iron Will: Iron Will outlined all the details of the cruise in the Prize Acceptance and Consent Form that you signed.
- Twilight Velvet: Well, when somepony offers you a free vacation, who reads the fine print?
- Star Tracker: Twilight is my favorite time of day. [laughs] And it's also your name. [laughs] So I just thought that was cool.
- Twilight Sparkle: Are you sure you're not airsick, big brother?
- Shining Armor: [queasily] No way. How can I be airsick? I'm in the water, so it totally cancels out! [gurgles]
- Twilight Sparkle: I don't think that's how it works.
- Twilight Sparkle: [tearing up] I missed them? I missed the Northern Stars?
- Twilight Sparkle: The cruise ponies are happy. My family is happy. Even Iron Will is happy. You know who isn't happy? Me!
- Princess Cadance: Sometimes ponies want more from a princess than you can give, and it can be hard to know where to draw the line.
- Twilight Sparkle: You seem to know pretty well.
- Princess Cadance: Once I had Flurry Heart, the line was easier for me to see. You will always have obligations as a princess, but you also have an obligation to yourself.
- Twilight Sparkle: What do you say we do something off the schedule?
- Everypony else: [gasps]
- Star Tracker: Who are you?
- Shining Armor: He may be pushy and manipulative, but nopony can say that minotaur isn't prepared.
ギャラリー[]
脚注[]
- ↑ My Little Pony: Friendship Is Magic : Once Upon a Zeppelin. Screener. 参照日時:2017 5月 17.