Secrets and Pies | |
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シーズン №: | 7 |
シーズンエピソード №: | 23 |
合計エピソード №: | 166 |
放送日: | 2017/10/14 |
脚本: | Josh Hamilton |
ストーリーボード: | Jen Davreux and Megan Willis |
注目キャラクター: | ピンキーパイ レインボーダッシュ |
参照 | |
エピソードガイド | |
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Secrets and Piesは、マイリトルポニー~トモダチは魔法~のシーズン7の23番目のエピソードで、全体では166番目のエピソード。タイトルはひとりぼっちの誕生日(原題:Party of One)のエピソードでのピンキーパイの台詞、"secrets and lies"から来ている。
このエピソードでは、ピンキーパイがレインボーダッシュにパイを焼いて渡すものの、そのパイを捨てるところを目撃してしまう。自分の作ったパイが嫌いなのかと疑ったピンキーは、あらゆる情報網を駆使してレインボーダッシュを捕えにかかる。
製作[]
このエピソードはカナダの放送局Treehouse TVで2017年7月2日に放送される予定だったが、のちにThe Gift of the Maud Pieの再放送に差し替えられた。
実際に本話がTreehouse TVで放送されたのは2017年10月14日午前10時55分(EST)と、Discovery Familyより35分早かった。
概要[]
73回目のトレーニングおめでとう[]
レインボーダッシュが73回目のワンダーボルトトレーニングを修了するため、ピンキーパイはお祝いに特別なパイをシュガーキューブコーナーで作っていた。随分中途半端な記念をするのねと一緒にいたトワイライトが尋ねるが、パイが大好きなレインボーダッシュのためならどんな機会に祝っても嬉しいとピンキーは答えた。
後日、ワンダーボルトアカデミーでトレーニングを終えたレインボーダッシュの元にピンキーパイが焼いたパイを持ってサプライズ訪問をする。レインボーダッシュは驚きつつもパイを焼いてくれたピンキーにお礼を言い、パイを持って寄宿舎へと戻っていった。ピンキーはレインボーが喜んでくれてとても嬉しくなったが、次の瞬間信じられない光景を目の当たりにする。寄宿舎の管理人が廃棄ゴミを搬出するためバケツを持って外へと出てくるが、その中にたった今レインボーダッシュに渡したパイが捨てられていたのだ。
処理機にゴミを入れた管理人にピンキーは駆け寄り、パイが入っていたかどうか問い詰める。しかし管理人はゴミに何が入っていたか覚えていなかったため、ピンキーはきっと何かの見間違いだったのだろうと自分に言い聞かせた。
- "[Rainbow Dash] loves my pies. She would never throw them away like trash in the trash with other trash, right?"
- — ピンキーパイ
名探偵ピンキーパイ[]
しばらくしてシュガーキューブコーナーに戻ったピンキーは、パイがゴミ箱に捨てられていたあの事件が本当に幻だったのか考え出す。過去の事例をよくよく考えると、レインボーダッシュにパイを作って渡すたびにレインボーダッシュは食べる素振りを見せるが、食べる瞬間に自分の視線を逸らされてしまい、再び見ると渡したパイが無くなっていたということが毎回あった。ピンキー自身はレインボーダッシュがパイを食べたものだと思っていたが、肝心のパイを食べる瞬間を実際に目撃したことがないように思えた。本当にパイを食べていたのかどうか怪しんだピンキーパイは、本格的に調査に乗り込むことに決めた。
ピンキーパイは関係各所にパイについて何か心当たりが無いか聞いて回った。ワンダーボルトのメンバーからは、出所の分からない匿名のパイの寄付を毎月もらっているという情報を得る。動物病院でファウナ医師からは、最近レインボーダッシュのペットのタンクが糖分の過剰摂取で消化不良の診断を最近受けたと明かされた。また、学校ではチアリーから毎年レインボーダッシュから誕生日半年前記念パイ(ピンキーが送っているもの)をもらっているという証言を得た。
調査して得られた全ての情報を繋ぎ合わせると、レインボーダッシュは作ったパイが気に入らず、しかもそれを隠すために何年も自分に嘘をつき続けてきたという恐ろしい結論にピンキーパイは至った。
行動開始[]
アップルジャックがリンゴの配達をしにシュガーキューブコーナーに寄った際、はずみで地下のパーティー企画部屋に落ちてしまったが、そこで自分の出した結論に悩むピンキーパイを見つけた。アップルジャックはレインボーダッシュがパイを嫌いだなんて変だというものの、ピンキーと同様、彼女がパイを食べている様子を目撃したことが無かった。ともかくアップルジャックは持ってきたリンゴで美味しいパイを焼くようピンキーに頼み、その件は忘れさせようとしたが、逆にピンキーはパイを使ってレインボーダッシュに事実を認めさせようと企むのであった。
翌日ピンキーパイは、レインボーダッシュの起床時、74回目のトレーニング記念、パイのタワー製作、そしてパイタワーからの救出作戦のお礼などのために多くのパイを焼いた。手を変え品を変えパイを食べさせようとしたが、レインボーダッシュは事ある毎に上手く切り抜けてパイは一口も口にしなかった。
作戦が失敗し、ますます過激になっていくピンキーパイ。今度はポニービルの広場で大規模なパイパーティーを開催し、レインボーダッシュに食べさせようとする。今度は見逃すまいと瞬きすらせずにレインボーダッシュを凝視するが、レインボーは口をつけるまでに冗長に話をして間延びをさせる。ピンキーが限界に達して目を瞑った瞬間、素早くパイを風船に括り付けて放し、ピンキーが目を開けると食べたジェスチャーをして乗り切った。業を煮やしたピンキーパイは、レインボーダッシュがパイが好きでないことを隠すためにずっと嘘をつき続けてきたことを糾弾した。レインボーも反論をするが、ピンキーの頭にさっき括り付けたパイが落ちてきてしまい、とうとう言い逃れ出来なくなる。言い訳をしようとしたレインボーダッシュであったが、その前にピンキーは怒って走り去っていってしまった。
パイの食材でパイの贖罪[]
場面がポニービルの城へ移る。今までピンキーに嘘をついてきたことに対してレインボーダッシュは罪悪感を感じていた。アップルジャックとトワイライトも他に嘘をついてきたのではないかと疑い出すが、思い出せる範囲ではこれだけだとレインボーは答える。またピンキーがパイを焼くことがどれほど好きかを知っていただけに、パイが嫌いだと知ったら傷つくと思ったとも言った。トワイライトとアップルジャックが既にピンキーが深く傷ついていることを指摘すると、レインボーはこの件についての償い方を思いつく。
しばらくして、自分の寝室でうなだれていたピンキーパイは窓から漂う悪臭に気付く。窓の外ではレインボーが見るからに酷い巨大なパイを用意していた。レインボーは嘘をついてきた贖罪としてピンキーの目の前でパイを食べるという。ピンキーはレインボーダッシュの元へと駆け寄り、見るに耐えられないと食べるのをやめさせると、最終的に彼女が嘘をつき続けてきた理由が分かった。焼いたパイを他の子が食べてピンキーが喜ぶ姿を見ることが、レインボーダッシュにとっての幸せだったのである。
ピンキーパイとレインボーダッシュは抱き合って和解し、これからはレインボーダッシュは自分に対して正直であってほしいと伝えた。
台詞[]
- Pinkie Pie: Okay. All we need is a dot of salt, a dab of sugar, and a spritz of ginger.
- Twilight Sparkle: Uh... Are those real measurements?
- Pinkie Pie: Surprise! Happy seventy-third Wonderbolt training session! [blows party horn]
- Rainbow Dash: My seventy-third training session? That's specific.
- Pinkie Pie: Have I ever really seen Rainbow Dash eat one of my pies? And do I always look when somepony points behind me?
- Pinkie Pie: It seems the pieces of the puzzle are plopping into place, but the picture isn't pretty. [gasps] Note to self – P. Alliteration Pie.
- Pinkie Pie: Rainbow Dash doesn't like pie, and she's been lying to me about it the whole time!
- Applejack: I could swear I've seen her eat one of your pies before.
- Pinkie Pie: Have you reeeaaally?
- Applejack: Um, I... thought I had. That's why I said it?
- Pinkie Pie: Are you sure?
- Applejack: Maybe I haven't...?
- Rainbow Dash: You sure you don't have to blink?
- Pinkie Pie: Me? Nope. I'm not much of a blinker.
- Pinkie Pie: You just said they were delicious.
- Rainbow Dash: Well, obviously that's because... I have amnesia!
- [beat]
- Rainbow Dash: I've been brainwashed!
- [beat]
- Rainbow Dash: I-It's Opposite Day?
- Applejack: Is there anything else you're lyin' about that we should know?
- Rainbow Dash: No! Well, not that I can think of off the top of my head.
- Rainbow Dash: I thought the hassle was worth it just to spare your feelings, but I was wrong. So to make up for it, I made this pie for you. Well, I guess I made it for me. To eat in front of you. Point is I'm eating this pie for friendship!
- Pinkie Pie: In the future, you can always be honest with me.
- Applejack: Uh, I could've told her that.
- Rainbow Dash: [straining] Heh. Cool. H-How about this? Your hugs are too tight.
- Pinkie Pie: [laughing] No, they're not.